イスタンブル市長選、CHPイマムオールが圧勝!
2019年06月23日付 Hurriyet 紙

イスタンブル広域市市長選の暫定結果により、CHPの候補エクレム・イマムオールが勝利した。イマムオールの得票率は54.03%、ユルドゥルムの得票率は45.09%。

イスタンブル広域市市長選では、10,570,222人の有権者のいるイスタンブルで、31,186の投票箱のうち、30,989が開票された。暫定的な結果によると、99.37%の開票率で、8,868,664の投票のうち、8,696,552が有効とされた。これによると、全体の投票率は、84.42%であった。

CHPのイスタンブル広域市市長候補のエクレム・イマムオールは、4,698,782、AKPの候補ビナーリー・ユルドゥルムは3,921,291の票を獲得した。イマムオールの得票率は54.03%、ユルドゥルムの得票率は45.09%であった。現時点では、両候補の差は、777,581票。2人以外の候補は、全体の0.88%、76,569票を獲得した。

暫定結果によりエクレム・イマムオールがイスタンブル広域市市長に当選した。選挙のための報道規制が解除されたのち、最初の声明を行ったのは、ビナーリー・ユルドゥルムであった。ユルドゥルムは、AKPの県本部で行った記者会見で、「現時点で、ライバルのエクレム・イマムオールがリードしている。彼を祝福する」と述べた。

イスタンブル広域市市長に選ばれたイマムオールは党の選挙本部で行った記者会見で、最初のコメントを発表した。

イマムオールは、「イスタンブル広域市市長選の、この重要な選挙がもった重要な意味の1つは、トルコの民主主義のプレセスへの貢献だ。この2回の(選挙の)機会を通じ、我が国、世界、そして私たちのイスタンブルにとって、今日の選挙の結果がすばらしいものとなるよう、すばらしいことへの機会となるよう祈る」との表現を用いた。

一方、無効とされた3月31日の選挙では、イマムオールの得票率は48.77%、ユルドゥルムは48.61%であった。この時のイマムオールの得票は4,169,765、ユルドゥルムは4,156,096であった。両候補の得票差は、13,729票だった。

■イマムオール、全区で得票伸ばす

イスタンブル広域市市長の再選挙と3月31日の得票の得票率の間には、かなりの変化が見られた。

開票率99%の段階で、CHPのイスタンブル広域市市長候補のエクレム・イマムオールは、全区で得票を伸ばしたが、AKPの候補ビナーリー・ユルドゥルムは、全区で票を減らした。
イマムオールが最も票を伸ばしたのは、7~10%の増となった島区、アブジュラル区、バクルキョイ区、チャタルジャ区、シリヴリ区、シレ区、シシュリ区であった。イマムオールは、これらの区のうち、島区での得票率をもっとも上昇させた。

ユルドゥルムが最も得票を減らしたのは、6~7%の減となった島区、ブユクチェクメジェ区、チャタルジャ区、シレ区、シリヴリ区であった。最も得票を減らしたのはチャタルジャ区とシレ区であった。エクレム・イマムオールは、ベシクタシュ区の83.71%、カドゥキョイ区の81.71%、バクルキョイの79.17%、シシュリで73.31%の票を得た。ビナーリー・ユルドゥルムは、スルタンベイリ区の65.81%、エセンレル県の57.68%、スルタンガージ―区の57.68%、バージュラル区の56.52%を獲得した。

イマムオールは、前職のベイリキドゥズ区では、前回の57.50%から、再選挙での61.79%へ票を伸ばした。再選挙の結果、イスタンブルの39の区のうち、28区でイマムオールが首位、11区でユルドゥルムが首位となった。3月の選挙ではユルドゥルムが24区で首位であったのに比し、13区で首位がイマムオールに移った。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:47022 )