銀行での外貨買値─米ドル含めすべての外貨が下落
2019年06月12日付 Hamshahri 紙


 本日の米ドルの買値は、国内銀行の外貨取り扱い支店で125,280リヤール[訳注:中銀公定レートで計算すると約323円に相当]に統一された。
 
 タスニーム通信によると、外国為替市場の外貨急落後、タンス預金外貨売却のため外貨売買センターへの市民の問い合わせが増加し、中央銀行は各銀行に市民からの外貨買入れを活発化させるよう求めた。

 これにより、銀行の外貨取り扱い支店は連日、中央銀行から外貨交換比率受け取り後に、市民からの外貨買入れを行っている。中央銀行の国内銀行への指示は、両替商が市民からの外貨買い取りを控え、ドル取引の場を明け渡した後に通達された。

 今日、取扱銀行はドルを125,282リヤール[同約323円]、ユーロを141,973リヤール[同約366円]、イギリスポンドを159,340リヤール[同約411円]に市民からの買い取り価格に定めたと発表した。ドル価格は数日前の営業日から大幅に下がりはじめ、140,000リヤール[同約361円]台から130,000リヤール[同約335円]台に下落していた。価格変動から数日経った今日、120,000リヤール[同約310円]台に入った。ユーロとポンドの買い取り価格も、営業日前日から値上がりしていた。

※本記事に記載のドル、ユーロ、ポンドの買い入れ価格は、銀行が個人から買い入れる場合の価格である。[訳注:2019年6月12日のイラン中銀発表レート(https://www.cbi.ir/exrates/rates_en.aspx)によると、公式レートは1US$=42,000rialで固定されている。同日の円との交換比率100JPY=38,767rialから1US$=108.33JPYとなることから、記事中の日本円の価格でUS$を買い上げていることがわかる。なお、ユーロは1EUR=47,599rial、また英ポンドは1GBP=53,414rialであった。]

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( 翻訳者:ME )
( 記事ID:47046 )