エルドアン大統領、中国紙に寄稿「同じ理想を共有」
2019年07月02日付 Milliyet紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、「私たちはトルコとして、世界の平和と安全と安定を守ることや、多国間主義を促進すること、自由な貿易を続けることといった点で、中国と同じヴィジョンを共有している」と述べた。

北京で7月2日に中国の習近平国家主席と会談予定のエルドアン大統領は、中国の主要な機関紙の一つである『Global Times(環球時報)』で、トルコと中国の関係について論じた「トルコと中国:将来のヴィジョンを共有する二つの国」というタイトルの記事を発表した。 エルドアン大統領は、トルコと中国は、地理的に離れてはいるが、何世紀も緊密な経済的・文化的協力関係にあるとし、「中国人とトルコ人は、歴史的なシルクロードの保護者の役割を担い、商業的・文化的な相互作用を展開していく中で人類に大きく貢献した」と述べた。また、両国の関係が2010年に「戦略的な関係性」のレベルにまで高まったと強調し、「現在も、win-win(の関係)を見据えて発展している両国の関係を、一帯一路構想のもと共有している同じ将来のヴィジョンに従って、さらに上のレベルに高めることを目指している」と述べた。

■協力への呼びかけ

エルドアン大統領は、トルコと中国は、欧米諸国と比べて発展し始めたのが遅かったために生じた発展度の差を21世紀に埋めようとしていると強調し、「世界の中で相応の地位を得るという目標を今世紀のうちに達成することは、中国人にとって『中国の夢』であり、私たちトルコ人にとっては『トルコの夢』である」と述べた。

エルドアン大統領は、中国共産党の結党100周年となる2021年と中華人民共和国の建国100周年にあたる2049年に向けて中国政府が発展目標を掲げているのと同様に、トルコ政府も建国100年目にあたる2023年と[イスタンブル征服600周年に当たる]2053年に向けた目標があるとして、「両国をそれぞれ幸福な社会にしていくためのこうした目標は、トルコと中国が共有するもう一つの将来のヴィジョンだ」と述べた。

エルドアン大統領は、中国の習近平国家主席とともに発表した「100万人の中国人観光客(を呼び込む)」という目標に向けて取り組んでおり、この取り組みは両国の関係を前進させるだろうと述べた。また、両国の協力関係をあらゆる分野で強化する必要があると強調し、「中国の実業家を、アジアとヨーロッパの結節点および一帯一路構想の中核にある我が国に投資してもらうよう呼びかけている」と述べた。

今日、世界は重大かつグローバルな課題に向き合っており、経済のグローバル化が進むなかで世界的な自由貿易システムへの脅威が、全世界の経済にとっての脅威を生み出しているとして、「現在、一極集中的な世界で経験しているように、ある誤解が生みだした脅威が世界の平和や安定をも傷つけている」と述べた。

そして、大統領は話しを次のように締めくくった。
「私たちはトルコとして、世界の平和と安全と安定を守ることや、多国間主義を促進すること、自由な貿易を続けることといった点で、中国と同じヴィジョンを共有している。」

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(翻訳者:金戸 渉)
(記事ID:47084)