検察庁「トルコ国軍で依然としてギュレン派の活動」
2019年07月10日付 Cumhuriyet紙


検察は、「トルコ国軍(TSK)においておよそ6万から7万人程度のギュレン派テロ組織(FETÖ)とつながりのある人間が存在している」という発表を行った。

FETÖの政治的な基盤を一掃することができず、またFETÖのメンバーの多くがいまだに公共の組織や機関に勤めているということに関する論争が続いている中、イスタンブル共和国検察は問題に関しての驚くべき発表を行った。検察庁が行った調査の一環で176人の正規の軍人が逮捕されたと述べて、FETÖと繋がりのある正規の士官と下士官の数がクーデターに参加して明るみになった人々よりもさらに多いということを明らかにした。検察局の発表の評価をおこなった元士官たちはTSK内に未だに数多くのFETÖ メンバーが存在していると述べて、FETÖに対しTSKにおいて行われる闘争が、FETÖの政治的な基盤に向かって行われているものに違いないと述べた。

■「クーデターに限った話ではない」

陰謀裁判の被告となった軍裁判官のアフメト・ゼキ・ウチャク氏は検察庁が行った発表が正しいものであると述べて「2006年以来TSKにおける人的資源システムを手中にしたFETÖと繋がりをもたないいかなる人物も軍には入れなかった。そのためにTSKの4万人の士官、10万人程度の下士官が存在している。14万人の士官と下士官の半分以上がFETÖと結びついてTSKに加わった。FETÖをクーデターに加わっているものに限定することは正しいことではない。」と述べた。
今日まで1万7千人がTSKから追放されたと述べたウチャク氏は、「私は追放された人たちよりも更に多くの人間がTSKにおいて職務にあたったと考えています。FETÖと結びついてTSKに加わった人間が80%であるということが専門家の報告書で確認されました。TSKには毎年、約5000人が入隊します。この数字の80%が4000人になります。このようにして2006年から2016年までで4万人がTSKに入隊させられました。勿論のこと、それ以前の年度が存在しています。TSKの内部には6~7万人程度のFETÖと繋がりのある人間が存在しています。」と話した。

■「責任が追及されなければならない」

前共和国検事長で現在はCHP党議会メンバーであるイルハン・ジハネル氏は7月15日クーデター未遂事件が発生した国において、その一連の捜査の中心であったイスタンブル検察がこの発表を行ったということは、非常に重要であると指摘した。

<中略>

このバルヨズ裁判の被告である海軍大佐アリ・ヤスィン・チュルケル氏は、TSK内部の本格的な崩壊は2010年に始まったと述べた。2010年以降にFETÖがTSKにおいて影響力のある場所に入るようになったと強調したチュルケル氏は、「TSKにおける本格的な崩壊はバルヨズと軍事スパイ裁判における逮捕と共に始まりました。これは完全に一掃を目的とする捜査でした。この代わりにすでにその時期にTSK内部で職責にあったこの組織のメンバーが幹部に入りこむことが目論まれているのです。これにも成功をしているのです。7月15日クーデター未遂を概観したときにこれらの人物の階級と役職を確かめると最近の15年以内にこれらの人物が影響力のある立場に就いたということが見て取れます。「影響力のある立場」といったのは各軍内でもしくは司令部内において一定の期間、統率をとる人々のことです。部下をもつ人々であり、彼らに任務を与える人々です・・・こうなればTSKの
主な要請に応える部署はこの組織の手にわたります。しかしながら2010年以降に蛇口は開かれてしまったのだ。これ以降TSKに入隊した全員を疑いをもって見なければならない。軍の様々な試験において大学入試センター(ÖSYM)のスキャンダルのような事件も起きていると考えています」と話した。

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(翻訳者:堀谷加佳留)
(記事ID:47124)