アメリカ上院、トルコへの制裁勧告決議
2019年07月12日付 Cumhuriyet紙

米上院はドナルド・トランプ大統領に対し、ロシアのS400防空システム購入を根拠とするトルコへの制裁発動、及びトルコのF35プログラムからの除外を求めた。声明では、「エルドアン大統領はS400をロシアから受け入れることで、トルコの安全保障や経済的繁栄、NATO同盟関係すべてを犠牲にして、プーチン大統領との危険なパートナーシップを選択したのだ」と述べられた。

2つの有力な米上院委員会の委員長らはトルコに対し、ロシアからS400ミサイル防衛システムの導入を開始したことに強い反発を示した。上院の軍事委員会及び外交委員会の委員長と上級会員ら4人の上院議員が共同声明を発表した。
ボイス・オブ・アメリカのニュースによると、軍事委員会の委員長である共和党のジム・インハーフ上院議員と民主党の上級会員であるジャック・リード上院議員、そして外交委員会の委員長である共和党のジム・リッシュ上院議員と民主党上級会員のロバート・メネンデス上院議員らが署名した声明では、以下のように述べられている。「エルドアン大統領はS400をロシアから受け入れることでトルコの安全保障及び経済的繁栄、そしてNATO同盟関係のすべてを犠牲にして、プーチン大統領との危険なパートナーシップを選んだのだ。」

この声明では、以下のように述べられた。
「議会は両党一致の強力な根拠に基づき、以下の事実を明らかにした。エルドアン大統領のS400購入は、誤った指示による結果でなければならない。この購入はプーチン大統領のロシアと戦略的な協力関係を予期させる不快な兆候を示しており、F35プログラムに対しても脅威となる。このことを根拠に、われわれはトランプ大統領に対して『アメリカの敵対者に対する制裁措置法(CAATSA)』に則った制裁措置を、法律で要求されている通りに適用することを要求している。また国防総省に対しても、F35のすべての機材がトルコへまだ納入されていないのであれば、トルコのF35プログラムへの参加を終了させるために行動するよう要求している。」

■「エルドアン大統領はアメリカの試みをほとんど拒否した」
上院議員らの共同声明では、「この事態はなるべくしてなったわけではない。しかし残念ながらエルドアン大統領は、アメリカがトルコに対してF35戦闘機とパトリオット防空システムによってトルコ領空を防衛する機会を認識することでわれわれの戦略的関係を維持するための試みをほとんど拒否した」と述べられた。
トルコが重要なNATO同盟国であることに言及した4人の上院議員らは、さらに以下のように発言した。「アメリカ・トルコ間の戦略的関係が、この後退状況から抜け出すことを願っている。しかし、エルドアン大統領はアメリカがトルコの経済的繁栄とNATO同盟の安全保障を犠牲にして、ウラジミール・プーチン大統領との関係をつかめることを主張し続けるのであれば、われわれとの協力関係が恒久的に改善されることは不可能だ。」

■民主党上院議員から緊急制裁の要求
民主党のクリス・ヴァン・ホーレンメリーランド州選出上院議員もツイッター上で発表した声明の中で、トルコは同盟を結ばないという非常に悪い選択肢をとったとコメントした。ヴァン・ホーレン上院議員は、トルコ政府がこのS400導入を諦めなければF35戦闘機の採用はなくなり、且つS400導入に関して進められるあらゆるプロセスに対してアメリカの法律が適用されれば緊急制裁の実施も対応策としてありうるだろうと述べた。

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(翻訳者:指宿美穂)
(記事ID:47145)