EU、トルコの東地中海資源探査に制裁決定
2019年07月15日付 Cumhuriyet紙

EUの外務大臣は、トルコの東地中海における天然ガスの掘削活動を理由に制裁の決定を下した。

ドイチェ・ヴィレトルコ語版が報道したニュースによると、ブリュッセルでの外交会議で加盟国が合意に至った決定は、トルコに対して4項目にわたる「制裁罰」とされる制裁の適用を含んでいる。
EU外務大臣たちは、制裁によってトルコのキプロス水域における掘削活動を停止させることを目的としている。
加盟国が合意に至った決定では、「トルコは、警告したにもかかわらず活動を停止しなかったことは誠に遺憾だ」とも述べられている。

◼︎制裁には何が含まれる?

制裁は、EUからトルコに2020年に予定される援助のうちまずは加盟前財政支援のカット、協力会議のような、経済、貿易関係に関する組織的で高度な政治的対話は見送られることが含まれる。航空協定の交渉も見送られると発表され、さらにヨーロッパ投資銀行からトルコになされる予定の融資支援の再検討も求められている。

EUは、トルコの重要な経済、貿易パートナーである。従って制裁が不況の続くトルコ経済に影響を及ぼすであろう。

EUは近年、法治国家と民主主義分野において後退していることを理由にトルコに行っている援助をまずは財政支援において既に中止していた。また、アンカラ政府と多くのEU加盟国の間において近年発生した政治的緊張の結果トルコのヨーロッパ投資銀行からの融資要請の一部が白紙となり、双方の政治的対話も大部分が中止された。

財政支援と融資におけるさらなる停止はアンカラ政府が経済的な支援を求めることをさらに困難にしている。

トルコとEUの間で進められていた航空協定では、新たな飛行ルートも予定されていた。EUの関係者によると、この協定が航空券の価格が最大半額に値下げされ、さらに約4万8千人の新たな雇用創出といった多くのメリットを生むと考えられていた。

◼︎制裁は第二弾と続く可能性

EU加盟国が合意に至った決定では、トルコ政府が進めている掘削作業によりEU加盟国であるキプロスの主権を侵害し続けるのならば、さらなる制裁もありうることに注目が集まっている。決定では、掘削作業に参加している企業や人物も制裁対象になると警告している。

6月にもアンカラ政府に対し制裁に関して警告しているEUは、アンカラ政府が姿勢を変えなかったため、この制裁の適用を決定した。

会議は今日の決定の際に今一度トルコに呼びかけを行い、この種の行動を改めること、良好な隣国関係に適した行動をすること、国際法に則りキプロスの主権と権利を尊重することを求めた。

ブリュッセルで会見をしたオーストリアのアレキサンダー・シャレンバーグ外相は、「今日、トルコに対する一連の対策を講じる。(今後トルコに対する)ヨーロッパ投資銀行からの融資は減少し、航空協定に関しての交渉は中断されるだろう。さらなる制裁もありうる。」と話した。

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(翻訳者:西山みなみ)
(記事ID:47162)