ディンク裁判の逃亡中の容疑者、イズミルで逮捕
2019年07月28日付 Hurriyet 紙


フラント・ディンク暗殺事件の裁判で逃亡中として捜索されていたトゥンジャイ・ウズンダル容疑者がイズミルで逮捕された。

ジャーナリストだったフランク・ディンク記者暗殺事件の裁判で、身柄釈放のままなされた裁判において懲役15年の判決が出され、その後逮捕命令がだされたトゥンジャイ・ウズンダルは、イズミル県チェシメ郡で潜伏していた住宅にて逮捕され、刑務所へ移送された。

アゴス紙の総編集長だったフラント・ディンク氏は、2007年1月19日にシシュリ県で歩いているときに襲われ殺害された。事件後に実施された捜査で拘束されたトゥンジャイ・ウズンダルは、「殺人ほう助」と「武装集団の一味である」という罪状で逮捕された。ウズンダル容疑者はその後、公判を控え釈放されていた。

イスタンブル第14重犯罪法廷で開かれたフラント・ディンク裁判では、エルハン・トゥンジェル容疑者が99.5年、オギュン・セマスト容疑者が2.5年、ヤーシン・ハヤル容疑者が7.5年の懲役刑を宣告されている。トゥンジャイ・ウズンダル容疑者も「殺人ほう助」の罪状で15年の懲役刑が下された。また裁判所は、逃亡し出廷しなかったウズンダル容疑者に対し逮捕命令を発出した。

逮捕命令を受けトルコ全国で捜索が続けられていたトゥンジャイ・ウズンダル容疑者は、イズミル県チェシメ郡にいることがわかり、警察がウズンダル容疑者を匿っていた住宅を捜索し逮捕した。イズミルに移送されたトゥンジャイ・ウズンダル容疑者は、出廷した法廷で懲役刑の判決文が読み上げられたのち、刑務所に移送された。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:47250 )