イラク:クルディスタンの旗掲揚禁止が呼んだ波紋
2019年08月01日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イラク人将校がクルド人の共同墓地周辺でクルディスタンの旗の掲揚を禁止したことへの批判

【バグダード:本紙】

イラク人将校(中尉)がイラク・クルディスタン地域の旗の掲揚を禁止したことがクルドコミュニティで怒りの波紋を広げている。これは、前政権下で処刑されイラク南東部ムサンナ県の砂漠に埋葬されたクルド人市民が眠る共同墓地にクルド人の代表団が訪れた際の出来事だ。

動画に登場したイラク人将校は、イラク・クルディスタンの旗を「スカーフ」のように首に巻いたクルド人男性に対し、その旗を外すよう要求しこの場所での「クルドの旗」の掲揚は禁止だと指摘した。男性は、イラク・クルディスタンの旗は合憲のものであると伝えたのにもかかわらず、将校がそれを聞き入れることはなかった。

この直後、国民議会議長はクルド系諸会派の要求に基づき連邦政府にムサンナ県のある連邦軍将校に対する調査と取り調べを開始し、調査結果を明らかにするよう求める旨決定した。

国民議会のクルディスタン愛国同盟会派の報告者であるアルマース・ファーディル氏は、声明の中で以下のように述べた。「国民議会におけるクルド系諸会派の要求に基づき、議長は連邦政府に向け、ムサンナ県のある連邦軍将校に対する調査を開始するよう求める決定を下した。クルディスタン地域の旗を撤去する試みは、違法であり違憲だとみなされる。」また、同氏は議長に対して「調査結果を明らかにし、国会で読み上げる」よう求めている。

(後略)

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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:47282 )