イエメン:ハーディー大統領「二次的な出来事に気を回してもイエメン情勢の解決には至らない」
2019年08月27日付 al-Hayat 紙

■ハーディー大統領「二次的な出来事に気を回してもイエメン情勢の解決には至らない」

【リヤド:本紙】

アブドゥラブ・マンスール・ハーディーイエメン共和国大統領は、二次的な出来事や問題に関心を示すことが「解決策の糸口をつかむ取り組み、イエメン情勢の最終的な解決策の模索、そしてイエメン国民の意思の勝利に繋がることはない」と強調した。

イエメンの『サバ通信』によれば、同大統領は27日火曜日、訪問先のリヤドにてマーティン・グリフィス・イエメン国連特使と会談した際に以下の旨を述べた。「アデン、アビヤン、シャブワ、およびその他の地域での直近の出来事の影響を乗り越える働きかけがされているほか、その影響に対する対処方法、解決策も模索されている。これらは愛国的普遍性に従い、またサウジアラビア率いる軍事連合の協力の下で行われている」と述べた。

同通信社は、グリフィス国連特使がアントニオ・グテーレス事務総長の親書をハーディー大統領に手交したと報じた。親書では、平和に対する同大統領の誠実で真摯な姿勢が評価されるとともに、同大統領の正当性、およびイエメンの安全、平和、統一、安定を支援する旨が記載された。

グリフィス国連特使は、イエメン危機を解決する道筋一つしかなく、それは国際社会の承引を受けた正統政府であると述べた。また、自身の職務の一環として、和平プロセスを推進し、これをストックホルム協定の枠組みの中で新たな相互理解を取り付ける弾みとするべく努力していくと述べた。

今次の会談では、イエメン情勢、今後の和平の見通し、ストックホルム協定の枠組みにおけるグリフィン国連特使の努力に関連する様々な問題が議題となった。これは、フ―シー派の民兵が和平を左右する取り決めを順守し、これを明確な手順で行うことに非協力的な対応をしたことで生じた停滞状況の打破が目的だという。

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( 翻訳者:秋野晴香 )
( 記事ID:47551 )