中国外務省報道官「ワシントンは対イラン制裁行使中止を」
2019年09月09日付 Jam-e Jam 紙
中国外務省報道官は「アメリカはイランへの圧力と制裁行使を中止すべき」と述べた。
ファールス通信によると、華春瑩(か・しゅんえい)中国外務省報道官は月曜、アメリカの対イラン政策を批判し、ワシントン(アメリカ政府)はテヘラン(イラン)への圧力をやめるべきであると述べた。
AFP通信によると、華報道官は北京での週定例記者会見において、「アメリカは一方的な対イラン制裁や、厳しい圧力に代表される誤ったアプローチをやめるべきである」とし、続けて「同時に、この合意の全当事国は自ら、合意を完全に、且つ効果的に履行する義務を負うべきである。この問題の全当事国がそれぞれの納得する解決への道に達し、イラン核問題に関する緊張状態が緩和されるように努力することを期待する」と述べた。
一方先週、フランスがイランに対する150億ドルの信用枠創設案を提案していたにもかかわらず、アメリカ政府は単独でイラン、そしてイランと関わりのある企業に対し三度新たな制裁を課した。
また、イラン担当特別代表(イラン問題におけるアメリカ大統領代理)であるブライアン・フック氏は、アメリカ政府にはイラン産石油販売を制裁対象からはずす用意はないと述べた。
イランはこの一連の流れと、残りのJCPOA(包括的共同作業計画、いわゆるイラン核合意)当事国間における約束不履行を受け、土曜、ウラン濃縮研究と開発制限の撤廃をもってJCPOAで定められた義務の履行停止第三段階に入った。
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( 翻訳者:OH )
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