シリア:教育分野における10億ドルの汚職行為(2)
2019年09月17日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリア、教育分野における10億ドルの汚職行為

【ダマスカス:本紙:カーミル・サクル】

関連する公式声明は現在に至るまで出されていないが、多くの人が「火のない所に煙は立たぬ」との原則に基づく結論に至っている。政治家同士の会話や彼らのFacebookアカウント上で燃え上がり拡散した「煙」は、教育分野における汚職の総額を3500億リラとすることを主流としているようだ。これはおそらく正確ではなく誇張された数値であるが、2000億シリアリラを超えることは確かなようだ。

シリア国民議会のファーリス・シハービー議員は、ハズワーン・ワッズ前教育相を名指しすることなくこの大規模な経済スキャンダルに触れた。自身のアカウント上で、「教育に関する忌まわしい報道を見て、学生たちはどんな印象を受けるだろうか!?毎日のように目撃する路上の混乱や悪夢では、彼らにはまだ足りないとでもいうのだろうか? この苦難の後に、一体どのような将来が待っているというのか?」と投稿したのだ。シハービー議員は国民議会の議員であり、彼の言葉が実際に起きている出来事なのは明らかだ。

並行してシリア人活動家らは、金融省の決定によってハズワーン・ワッズ前教育相とその妻が有する動産、不動産資産の仮没収が通達されたことを暴露したが、同じく他の面々の金融資産に対しても仮没収の決定がなされたという。

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:47564 )