日照りを救う雨―クルクラレリ
2019年09月20日付 Hurriyet 紙


トルコのヨーロッパ側に位置するクルクラレリ市では、どしゃ降りの雨のおかげで、取水後に、何千匹もの魚が死に、残った魚たちも同様の危険にさらされていた池の水量レベルが高まった。村長のシェヴケト・フィリズさんは「今日も雨のおかげで魚たちは助かっ た。魚たちが泳ぎ始めたのをみれたよ」と話した。

ババエスキ郡に属するオルチル村にある池から畑へ水を供給するために、7日前から取水しはじめた。水量が池の底のほうまで下がったため、県特別行政体の職員達は3日前に始めた作業を、大雨のため中断した。彼らは、3日の間、水を積んだ車両を使って池へ250トンもの水を放流した。

朝方始まり、時間が経つにつれ、影響が増してきた大雨は、池で死にかけていた魚たちにとって「命の水」となった。池の水量が増え、酸素を得るのが困難であった魚たちが泳ぎ始める様子が観察された。国家水道局の職員達も池の調査にやってきた。

■水位上昇

シェヴケト・フィリズ村長は、アナトリア通信(AA)リポーターに対し、水が干上がる危機にあり、多くの魚が死んだ池の水量が、大雨のおかげで上昇した、と話した。

雨が降ってとても幸せな気持ちになったとするフィリズ村長は以下のように話した。

「私たちの唯一の願いは雨だった。アッラーに感謝した。大雨で池で死の危機にあったたくさんの魚が救われた。県特別行政体の職員達はここ数日で魚たちに命の水を与えたのだ。今日も、雨のおかげで魚たちは助かった。今では魚たちが泳ぎ始めたのを確認できるほどだよ。たくさんの数の魚が救われた。現在の水量は、魚たちの生存のために十分な量だ。池の水量は魚たちが生きることができるほどのレベルに到達したのだ。」

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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:47592 )