パン、こっそり値上げ
2019年09月20日付 Cumhuriyet 紙


イスタンブルのいくつかの地区では、パンの製造販売店がまとまって値上げを決定した。アヴジュラル地区では、パンが25クルシュ値上げされた。

ここ1年で生産コストが35%上昇したため、パンの製造販売店はそれに対応することを余儀なくされていたが、これまで値上げ要求を認められてこなかった。しかし彼らは、法的に規定されていない値上げを始めた。イスタンブルのアヴジュラル地区では、先週は200グラム=1.25TLで販売されていたパンが、今週初には200グラム=1.50TLに値上げされていた。パン製造販売店の従業員に今回の値上げの理由を聞いてみたところ「採算が合わないため、周辺のパン製造販売店と合意の上でこの決断に至った」という答えが返ってきた。しかしこの値上げに関して、値上げ要求を行ったイスタンブル商業会議所の代表者も知らなかった。ベシクタシュやチャタルジャの一部のパン製造販売店ではここ1週間で、パンの重量が250グラムから280グラムに、価格が1.50TLから1.75TLに上昇した。

■「法的なものではない」

イスタンブル・パン製造販売店協会のエルドアン・チェティン会長は、パンの価格は1キロ=6.25TLだとしたうえで「この価格の規定からすると、パン200グラムを1.50TLで販売するのは法的なものではない。しかし、重量の増加は各地域で時おり行われうるものだ」と述べた。チェティン氏は「ここ1年間で支出は35%上昇した。政府は穀物価格の値上げは止められないのに、パンの価格については値上げを止めさせている。200グラム=1.50TLとする必要がある」と述べた。

パン産業経営者連合の会長であるチェティン・ケチェリ弁護士は、全てのパン製造販売業者が値上げを望んでいると述べた。

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:47594 )