『ハヤート』紙更新停止の真相(1)
2019年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■『ハヤート』紙から明かりが消えた:サウジアラビア人共同責任者は取引の停止を企図していたのか?

【ベイルート:本紙】

2019年9月25日水曜日、ドバイにある『ハヤート紙」の建物から明かりが消えた。同紙が何カ月にもわたり、未払い請求額分を徴収できなかったことが背景にある。この出来事は、ここ30年で最も重要なアラブ紙の一つが廃刊してしまったことを意味する。

同紙の電子版の更新停止から11日後、ドバイにある事務所は暗闇に包まれた。同紙がインターネット会社に対し、4000米ドル未満の未払いを抱えていたことも、この件に関係している。

時を同じくして、ドバイに滞在するズハイル・クサイーバーティー編集長を含むおよそ30人の同紙従業員が、出国カードを取得している。だが、退職後の各補償に加え、ここ数か月分の給料が彼らに支払われる保証はない。一部の従業員にいたっては、7カ月から12カ月分の給料を受け取っていない。同紙の職員は様々な困難に直面してきており、家賃支払いもできず、時には食べ物を購入することもできなかった。従業員の一部は、親戚や友人宅に住み込みしていたという。

ドバイのオフィスで働く職員は他にも数十名いる。彼らは、2018年6月にロンドンとベイルートのオフィスが閉鎖されて以降、退職後の各補償と一部の給料を受け取っていない。

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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:47663 )