ロシア、シリアでS-500テスト
2019年10月02日付 Hurriyet 紙

ロシアがシリアでS-500防空システムのテストを行い、成功したと伝えられた。ロシア国防省はこの件について未だ発表を行なっていない。

政府機関紙イズベスチヤの報道によると、ロシアはシリアにおいてS-500防空システムのテストを行なった。
S-500のテスト中、いくつかの問題が確認されたが、それらの問題は解決され、S-500テストが成功の形で終わったことが伝えられた。
このテストがシリアのどの地域で、いつ行われたかに関する情報はなかった。
ロシア国防省はS-500のテストに報道に対し、まだ声明を出していない。

ロシア国防大臣のセルゲイ・ショイグ氏は、S-500システムのロシア軍への供給が2020年に開始されることを明らかにしていた。
またショイグ氏はシリアにおける作戦中に、テストが失敗に終わった12の武器製品の生産終了についても語っている。

ロシアとソビエトの軍事システムの最新テクノロジー製品であるS-500ミサイルシステムの射程距離は600キロメートルだ。ロシアが現在配備するS-400システムの射程距離は400キロメートルで、これに対するアメリカの終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の射程距離は200キロメートルである。

テストが行われた型は、低く極超音速の弾道を持つミサイルで、早期警戒管制機(AWACS)を持つ飛行機のように標的を捉える能力を持つと言われる。またジェット機に対する防衛活動で使用可能なバージョンも開発中であると言われている。

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( 翻訳者:瀬戸慈弘 )
( 記事ID:47694 )