エジプト:デモで三千人以上の市民が逮捕(1)
2019年10月04日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国立人権評議会: エジプト人に対する不法な逮捕と電話検査

【カイロ:本紙】

アブドゥルファッターフ・アッ=スィースィー政権に大きな批判が向けられている。この背景には、スペインで建設請負会社を経営するエジプト人芸術家ムハンマド・アリー氏によるスィースィー政権転覆の呼び掛けに呼応し、9月20日にエジプト国内で勃発したデモの後、当局によって行われた一連の無差別逮捕がある。

独立した人権団体である「エジプト人の権利と自由のための委員会」によれば、9月20日のデモでは、家族が当人に関する証言を拒んだ40名とは別に、逮捕者の数が3080名にのぼったという。逮捕者の人数が最も多かったのは702名のカイロであり、174名のスエズ、133名のアレキサンドリアがそれに続き、その他1580名の不特定逮捕者が出た。残りの逮捕者は各県に分散している。

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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:47713 )