自動車用港湾建設、日本が借款
2019年10月05日付 Hurriyet 紙


トルコで自動車用のRO-RO船(ローロー船:貨物フェリー)ターミナルを建設するため2018年に日本郵船株式会社(NYKLine)から1億1千万ドルの投資決定を得たOYAK(軍支援協会)財閥は、日本国際協力銀行(JBIC)並びにMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)銀行との融資契約に署名を行った。OYAK港が資金調達のため署名を行ったこの規約は、日本企業がトルコで投資や輸出を行う機会を創出することも期待されている。

OYAK財閥海事港湾マネージメント株式会社は、トルコ最大の自動車用港湾建設に向けて動きを加速させている。計1億1千万ドルの投資の内4,400万ドルが日本国際協力銀行(JBIC)によって提供され、残りはMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)銀行から提供されることになった。この融資契約は、トルコ・日本間での経済協力を増加させる足掛かりになることが期待されている。OYAK財閥のシュレイマン・サヴァシュ・エルデム会長は、今回署名したこの契約はトルコ及びOYAK財閥への信用を表したものであると述べ、港湾建設は2020年完了予定であると話した。エルデム会長は、OYAK港が国際的な自動車物流の中心になると述べるとともに、「規格や容量の観点からも、世界有数の港湾となるであろうOYAK港は、増加する自動車輸出によって生み出される新たなニーズと需要にこたえるだろう」と話した。

日本国際協力銀行が行った会見では、「今回の融資がOYAKグループ会社とJBIC間の関係を強化し、トルコ及び世界の様々な分野で日本企業が投資や輸出をおこなうための機会をさらに生み出すことにより、両国間の協力関係を発展させることを期待している」と述べられた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:47728 )