パレスチナ:パレスチナは未曾有の危機に瀕している(2)
2019年09月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アタッラー・ㇵナー大司教:「エルサレムは未曾有の危機に瀕している。エルサレムを救わなければ、新たな災難に見舞われるだろう」

【ナザレ:本紙】

このパレスチナ人の大司教は、各地のアラブ・ムスリム・キリスト教徒の共同体に対して、エルサレム住民やエルサレム社会に奉仕している機関を盤石なものとする上で必要な支援の提供を目的とした、緊急かつ迅速な措置を採ることを懇願した。

また、ハナー大司教はパレスチナ人報道関係者らとの連帯を強調した。彼らはエルサレムや残りの被占領地で起きている事実について明らかにしているという。

これに先んじて、ハナー氏は既にパレスチナ人記者らに向けて、パレスチナ人記者連帯国際デーに際しパレスチナ人記者らに向けて敬意を表するメッセージを送っており、パレスチナ人記者らは日々イスラエルの侵害行為や丸腰の記者らの胸を貫く不誠実な占領者イスラエルの弾丸に対抗している、と指摘した。さらに、大司教は「パレスチナ人民連帯国際デーは到来したが、ペンとカメラしか持っていない記者らに対し絶え間なく占領者イスラエルの侵害行為が続いている」と言及した。そして、「パレスチナ人記者らは約束を遵守し、職業意識をもって揺るぎない報道活動を続けている。彼らはパレスチナ問題の公平性を守りつつ、パレスチナ人民が晒されている不正や迫害、(攻撃の)標的とされている真実を明らかにしている」と述べた。

(3)に続く

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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:47735 )