UAE:アデンから一部部隊を撤退
2019年10月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■UAEは危機の終息に向けた合意が達成間近であることを受け、アデンから一部部隊を撤退

【アデン:ロイター】

複数の高官と目撃者によると、アラブ首長国連邦(UAE)は今日火曜日、イエメン南部の都市アデンから一部部隊を撤退させた。一方、サウジアラビアが主導する有志連合はアデンにおけるイエメン政府と分離派との間の権力闘争を終わらせようと行動している。

2人の高官がロイター通信に伝えたところによると、UAEの車列がアデン製油所付近のバリーカ石油港で軍艦デッキに乗り込んだ。また、製油所で働く4人の従業員は、軍用車輌からなる大規模な車列と、約200人の兵士を乗せて港へ向かう3台のバスを目撃したという。

UAE政府広報室と有志連合の報道官は、未だロイターからのコメントの要求に応じていない。

交渉に詳しい4人の情報筋が以前述べたところによると、サウジからの支援を受ける政府とUAEが支援する南部移行評議会は、アデンでの対立を終わらせ、サウジ軍が一時的にアデンの処遇にかかる責任を負うこととなる合意の締結を間近に控えている。

南部移行評議会は、フーシー派が首都サナアから追放したアブドゥッラッブフ・マンスール・ハーディー大統領政府の復権のため、2015年3月にイエメンに介入したスンニ派(諸国の)連合の一部である。しかし、イエメン南部の自治を望む分離派は、8月に政府を転覆し、アデンにある暫定本部を制圧した。

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( 翻訳者:中嶋甘奈 )
( 記事ID:47757 )