バルザーニー北イラク・クルド自治区大統領、トランプに抗議
2019年10月09日付 Cumhuriyet 紙


北イラク・クルド自治区(IKBY)のマスウード・バルザーニー前大統領が、シリアの北部ならびに東部から軍を撤退させ、予測されるトルコの軍事行動に対して緑の信号を出したアメリカ合衆国のトランプ大統領に対して呼びかけ、「クルド人の血は、金銭や武器よりも価値がある」と述べた。

バルザーニー氏は「親愛なるトランプ大統領、どうか知ってください。クルディスタンはいかなる時も公正な権利を求め続けてきました。ペシュメルガはイスラム国を打倒し、対テロ連立部隊の効果的なパーツとなった。クルド人の血は金銭や武力よりももっと価値があるのです。ありがとう」と述べた。

■トランプ大統領は「金銭的・軍事的援助をする」と言った

バルザーニー氏のメッセージは、ドナルド・トランプ大統領が12月8日に投稿したツイートに対する答えという性格を有している。

アメリカ合衆国大統領は、「我々はシリア撤退の途上にあるかもしれないが、特別な人々で、特別な戦闘員であるクルド人たちをいかなる形においても見捨てたわけではない。NATOの加盟国で、貿易相手国であるトルコとの関係であるようにだ。トルコは、現時点で多くのクルド人口を抱えている。シリアのその地域に我が国の兵士がたった50人残っており、アメリカは彼らをも撤退させるということをとてもよく理解している。トルコから来るであろう自発的あるいは不要な攻撃は、彼らの経済と不安定な通貨を破綻させてしまうだろう。我々はクルド人に対して、経済的・軍事的援助を行う」と述べた。

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( 翻訳者:西田 萌 )
( 記事ID:47761 )