シリア:近隣諸国から続くシリア難民の帰還
2019年10月09日付 al-Watan 紙

■近隣諸国からシリア難民の帰還が続く…シリア避難民に対する人種差別が激化

【諸通信社】

近隣諸国からのシリア避難民の帰還が続いている。また、これと時を同じくしてトルコやヨーロッパ諸国において難民に対する人種差別的行動が激化している。トルコの新聞は、トルコ社会にとってシリア難民問題が小さいものではないと認め、難民をトルコ社会へ同化するよう訴えたのだ!

『マナール』チャンネルのウェブサイトによると、シリアのロシア和解センターは昨日(8日)、声明で次のように述べたという。「ここ24時間で1241人の難民が外国の領土からシリアへ帰還した。」

また、帰還した者のうち416名がヤーブースとタルカラハの新たな2つの検問所を通りレバノンから帰還したこと、およびナスィーブ検問所を通って825人がヨルダンから帰還したことを同センターは明かした。さらに、11人の国内避難民もシリア国内の本来の居住地へと帰還したと指摘した。

そして、同センターは5つの家屋、病院、変電所が修理された一方で、シリア・アラブ軍の戦闘工兵の補助部隊が2.0ヘクタール規模の地雷除去作業を行ったのに加えて、35個の即席爆破装置を専門家らが発見および破壊したことも指摘した。

ヨルダンの通信社『アムーン』によると、上記に並行してヨルダンのアイマン・サファディー外務・移民大臣が、国連のローズマリー・ディカルロ国連事務次長(政治問題・平和構築担当)との会合で、シリア危機の解決のために行われている取り組みやシリア難民の祖国への自発的な帰還に適した条件の整備について検討したという。

(後略)

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( 翻訳者:清水杏 )
( 記事ID:47768 )