平和の泉作戦、第5日目ータル・アブヤドへ
2019年10月13日付 Hurriyet 紙


トルコ国軍(TSK)と、ジハード主義者のグループと自由シリア軍からなるシリア国民軍(SMO)は、「平和の泉」作戦の一環で、タル・アブヤド郡中心部の西側を確保したと伝えた。激しい市街戦が起こったとこが明らかにされた。一方、国防省(MSB)は、平和の泉作戦に関して会見を行い、「無力化したテロリストの数は480人となった」と述べた。

同省のツイッターアカウントは、以下の内容を共有した。

「平和の泉作戦の一環で行われた軍事行動は、地上と空からの砲撃に支えられ、無人航空機(İHA)の支援を受けて、一晩中成功裏に続いた。無力化されたテロリストの数は、480人となった。」

一方、アナトリア通信が伝えたニュースによると、シリア・トルコ国境にあるタル・アブヤド郡の南東にあるスルクの町の中心部は、作戦の中でYPG/PKKから奪還されたという。

■ラス・アルアイン包囲

昨夜(12日)から現在まで間断なく行われている航空機による爆撃にさらされているラス・アルアインでは、地上からは榴弾砲と戦車で標的地点が攻撃されている。トルコ軍とSMOは今朝、地上から3方向から戦車で街を包囲した。町の西にある工業地帯と東にあるテル・ハラフの村、そして(トルコの)ジェイランプナルに開かれている国境門から攻撃が行われ、しばしば激しい衝突となっている。作戦行動は砲兵隊の支援を受けて行われ、テロリスト側から発射された迫撃砲やロケット弾が、しばしば国境を越えてジェイランプナルに落下しているという。衝突が激しくなるにつれて、国境線の地域で暮らす市民は、安全な地域または親類の元に身を寄せるため、郡を離れている。

■アクチャカレに迫撃砲、1人負傷

トルコがシリア北部で開始した平和の泉作戦で、国境に近い地域の1つ、アクチャカレでは、無人となった家の1つに迫撃砲が直撃した。この建物は前もって避難が行われていたため、死傷者は出なかった。トルコ軍は、迫撃砲を発射したテロ組織PKKの陣地を攻撃した。

■2日前にも民家に迫撃砲直撃

アクチャカレでは、2日前にも、1軒の家の庭にシリアのタル・アブヤドの町から発された迫撃砲が直撃していた。迫撃砲が直撃した際、家には誰もいなかったおかげで、この事件による犠牲者は出なかった。

■TSKとSMO、西からタル・アブヤドに進攻

トルコ軍と、ジハード主義者のグループと自由シリア軍からなるシリア国民軍(SMO)は、平和の泉作戦の一環でタル・アブヤドの町に西から進攻した。激しい市街戦が起こったことが発表された。

ユーフラテス川の東側に向けて行われている平和の泉作戦が5日目を迎えて続く中、トルコ軍とSMOは、この地域での進攻 を続けている。YPGの標的がトルコの迫撃砲と砲兵隊による集中砲火にさらされる一方、トルコ軍とSMOは、タル・アブヤドの町に今日(13日)昼頃西側から進攻した。激しい市街戦が起こり、戦闘の音はアクチャカレまで聞こえたという。SMOも文書による発表を行い、タル・アブヤドの町に西側から進攻したと伝えた。  

トルコ軍とSMOは、今朝、タル・アブヤドの西側3キロメートルの距離にあるエイネル・エルスの村を確保した。

一方、トルコ軍からタル・アブヤド、ラス・アルアイン地域の国境への派兵は、今日も続いた。

平和の泉作戦で、タル・アブヤド郡中心地の西側が確保されたと伝えられた。

一方で、アナトリア通信が伝えたニュースによると、テロ組織YPGのメンバー24人が、トルコ軍に確保されたという。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:47810 )