シリア:クルド人たちがイスラーム国戦闘員逃走を容認(2)
2019年10月15日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ル・パリジャン紙「クルド人たちはこのように、シリア国内の収監キャンプからフランス人女性ジハーディストたちを逃走させた」

【パリ:本紙】

他の複数の女性ジハーディストと同じく、(問題の)フランス人女性たちも子どもたちとともに急いで逃亡した。彼女らの素性は諜報当局によって既に把握されており、ダーイシュ(イスラーム国)への参加の容疑により、彼女らに対する国際的な逮捕状が発行されていた。

ル・パリジャンの情報筋によれば、これらのフランス人家族の大半は、金銭的状況を理由にいまだアイン・イーサー地区に留まっている。彼女らのうち何名かは、自らが釈放されたのちもシリアに留まり、他のジハーディストたちが解放されることを明らかに待望していたようだった。同紙は数か月前、「クロエ」と呼ばれた(ダーイシュ所属の)ある女性の言葉を伝えた。「禁固20年の有罪判決のためにフランスに戻るなんて…ごめんだわ…ここに残る方がいい」。

この女性は、かつて他の女性らと同様に、数か月前からダーイシュのフランス人(戦闘員たち)が潜伏しているイドリブ地方への入域を希望していた。この目標を実現するため、これらの女性は、アイン・イーサーとかつての「首都」ラッカの両地域においていまだ勢力を維持しているダーイシュの休眠細胞たちによる支援を得る必要がある。

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:47844 )