デリゾールでアラブ・クルド衝突
2019年10月18日付 Hurriyet 紙


テロ組織のクルド人民防衛隊(YPG)・PKK(クルディスタン労働者党: 非合法)が、デリゾールで占領下にある区域で、一部のアラブ人戦闘員グループを、強制的にラース・アル=アインやタル・アブヤドに移送しようとしたため、武力衝突が発生した。

テロ組織のYPG・PKKは、デリゾールの北・東周辺部から、シリア民主軍(SDG)の傘下と認識されている1000名ほどのアラブ人戦闘員らを、平和の泉作戦を理由にラース・アル=アインやタル・アブヤドに移送しようとした。

テロリストが部族のメンバーの戦闘員を移送しようとしたため、深刻な武力衝突が生じた。

■10名が負傷

武力衝突では、移送されるはずであったアラブ人戦闘員10名が負傷した。衝突の起こった地域では、現在では情勢は落ち着いている。

一方、平和の泉作戦では、テロから解放されたタル・アブヤドやラース・アル=アインの周辺部で軍事作戦は継続している。

YPG・PKKは、シリアでの武器・物資補給をささえるため、自グループに引き寄せていた幾つかの小さな集団を、2015年10月12日にシリア民主軍の名で成立させていた。そのとき以来、シリアの3分の1を占領しているテロ組織のYPG・PYDは、SDGという組織名を用いている。

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:47854 )