トルコ映画:25か国から83作品が参加-ボアズィチ国際映画祭が開幕
2019年10月03日付 Milliyet 紙


今年、第七回目の開催となるボアズィチ映画祭は10月18日から映画ファンを迎え入れる。
国内と国外の各賞のコンペに様々な重要な映画が審査員の前に登場する映画祭において25か国から83の映画作品が銀幕に立ち現れる・・・


10月18日にスタートして10月25日まで開催される予定の第七回ボアズィチ国際映画祭ではある特別な一本の映画が、オープニング作品として映画ファンに邂逅する。第72回カンヌ国際映画祭のクロージング映画として上映されたエリック・トレダノ氏とオリヴィエ・ナカシュ氏の二人が監督を務め、主役を有名俳優のヴァンサン・カッセル氏が演じた映画『ザ・スペシャルズ』は10月18日に、オープニングセレモニーの直後に上映される。

国内長編映画部門は一本の映画作品が10万リラの価値のある「黄金のイルカ賞」を獲得する。マフムト・ファズル・ジョスクン氏が審査委員長を務めて俳優をジェムレ・エブッズィヤ氏と、シナリオライター、美術監督そして写真家であるエブル・ジェイラン氏、作家のムスタファ・チフチ氏と俳優ナラン・クルチムから成る国内長編映画賞審査委員は、今年の最優秀映画を選出する。映画祭では今年は(国内賞に)9作品が審査委員の審査を受ける。ブラク・チェヴィキ監督の『アイディイェト(帰属)』、セミフ・カプランオール監督の『アスル-繋がり』、ムラト・パイ監督の『無言』、セイイド・チョラク監督の『罠』、ナーズィフ・トゥンチ監督の『アリ』、オルグン・オズデミル監督の『私の娘の香り』、エイレム・カフタン監督の『コヴァン』、ジェンキ・エルトュルク監督の『ノアの土地』、そしてジハン・サーラム監督の『遠い過去のこと』といったラインナップの映画作品がコンペに参加する。

■名監督の映画が一堂に

以上の映画作品のうち『無言』、『罠』、『私の娘の香り』はトルコでのプレミアを、『アリ』はワールドプレミアを第七回ボアズィチ映画祭においておこなう。

国際長編映画部門ではナリマン・アリエフ監督の『Evge(Homeward)』、レンディータ・ゼギラジュ監督のカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭において上映された『アガの家』、アディルカン・イェルザノフ監督のサン・セバスティアン国際映画祭において喝采を浴びた映画『ア・ダーク・ダーク・マン』、イランのベテラン名監督モフセン・マフマルバフ監督の、ワールドプレミアを釜山国際映画祭で行った映画『マルゲリータと彼女の母』、イネス・タノヴィッチ監督のボスニア・ヘルツェゴビナのオスカー候補作で第25回サラエヴォ映画祭のオープング映画である『ザ・サン』、エナ・センディヤレヴィッチ監督のワールドプレミアを第48回ロッテルダム国際映画祭でおこないサラエヴォ映画祭において「最優秀映画」賞を獲得した『テイク・ミー・サムウェア・ナイス』、ドミトリー・マムリヤ監督のヴェネツィア映画祭の地平線部門で上映された映画『クリミナル・マン』、『シャリパ・ウラズバエワ監督の『マリアム』、そしてパーヴィス・シャハージ監督の『タッラ』の各作品が参加する。

■キム・ギドク監督に名誉賞が授与される

第七回ボアズィチ国際映画祭は、今年は25か国から合計で83の映画作品の上映を行う。韓国映画界の個性的な映画作品によって知られる代表的な監督の一人で映画界の静かなる魂であるキム・ギドク監督が第七回ボアズィチ国際映画祭において名誉賞の授受のためにトルコを訪れる。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:47886 )