レバノン:反政府デモ 6日目に突入 内閣退陣を要求
2019年10月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノン:レバノン:革命調整委員会は内閣即時退陣を要求。奪われた財産を返還せよ。

【ベイルート:本紙】

首都ベイルートやレバノンの各地で起こった抗議行動が六日目に突入した。抗議者たちによる市民へのデモ参加の呼びかけは日に日に高まり、「改革」「政権や党体制の打倒」「腐敗撲滅」への支援を訴えている。

ベイルート県、山岳レバノン県、ベッカー県に続く南から北への主要道路は閉鎖された。治安部隊は政府の指示で早朝に道路の封鎖解除を強行した。その結果、抗議者たちとの間で衝突が起こった。(ベイルート市内の)とりわけ大統領官邸近くのシボレー地区とドウラ地区では、デモ参加者たちは道路に座り込んでいるものの、(比較的)平和的方法で自分たちの権利の尊重を主張している。彼らはジョセフ・アウン陸軍司令官に敬意を表し、(彼に)国民を守るように求めた。そして国家を歌い、祈りをささげている。そしてレバノン軍司令部と赤十字社への道路は封鎖していない。一方でナバティーエでは治安部隊と抗議者たちの間で衝突が起こった。

レバノン中央銀行前には多数の抗議者が押し寄せ、《銀行の金融政策と政府の経済政策の失敗》を糾弾し、政府が提出した《経済再生計画は不十分である。なぜなら閣僚や議員の銀行のプライバシー規制を削除していないから》と非難した。注目されるのは、ミシェル・アウン大統領がMTV(テレビ)のミシェル・マール会長に電話でデモ活動の生中継を停止するように要請したこと、さらに3月14日同盟を支持するローレ・スレイマン・サーブ国家情報機関局長を解任し、後任に自由愛国運動派が後任に就いたことが明るみに出たことである。
(後略)

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( 翻訳者:今中志穂 )
( 記事ID:47888 )