シリア:プーチン大統領はアサド大統領に電話でエルドアン大統領との会談の成果を説明
2019年10月23日付 al-Mudun 紙




【n.p.:本紙】

ロシア大統領府によると、ロシアのウラジミール・プーチン大統領は電話でシリアのバッシャール・アサド大統領に、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会談の結果を説明した。

エルドアン大統領との長時間にわたった会談ののち、プーチン大統領はアサド大統領との電話連絡で、シリア領土の統一性の回復が主要な目標であると述べた。

ロシア大統領府は、アサド大統領がプーチン大統領に感謝の意を表し、「行動の成果を全面的に支持し、シリア国境警備隊がロシア軍憲兵隊と共にシリア・トルコ国境へ到達する用意があると表明した」と述べた。

シリア「共和国大統領府公式サイト」によると、アサド大統領は連絡のなかで、「どのような名目や口実があれ、シリア領土へのいかなる侵略も完全に拒否する」と強調した。また、「分離主義的目的を持つ者たちが、昨今の現状に至らしめたことへの責任を負う」と述べ、「一部の人々が課そうとしたとしたいかなる人口分布の改変のための、以前からのあらゆる企てを阻止するために、住民が帰還する」べきだと強調し、「シリアはあらゆる合法的手段で、テロと、どんなにわずかであれシリア領土の占領との戦いを継続すること」を明らかにした。

ロシア大統領府は、水曜日、クルド人がシリア北部の合意された地区から退去しない場合には、ロシア軍憲兵隊とシリア国境警備隊が退去を強制し、彼らはトルコ軍の攻撃に遭うだろう、と述べた。また、大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は記者発表において、アメリカ合衆国は「シリア北部のクルド人を見捨て、裏切った」と述べた。

一方で、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は、プーチン大統領とエルドアン大統領の会談の主要な任務は、シリアにおける戦闘行為を止めることであると述べた。

(後略)

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( 翻訳者:東大晴・高井万希・山下綾華 )
( 記事ID:47897 )