PKKなどからなるシリア民主軍、トルコ国境から撤退宣言
2019年10月27日付 Cumhuriyet 紙

テロ組織PKK/PYD/YPGが主柱となっているシリア民主軍(SDG)は、ある発表を行った。ロイター通信は、ソチ合意の一環で、地域のSDGの戦闘員がトルコ国境から撤退すると伝えた。発表によると、テロ組織の撤退が議論される一方、ロシアとの話し合いが難航していたという。ソチ合意では、テロ組織が国境から離れること、トルコ‐ロシアのパトロールが始められることについて、合意が得られていた。

トルコ国軍(TSK)の、国境の安全の確保とテロ組織PKK/PYD/YPGおよびISに対して開始した平和の泉作戦に続いて、先週ロシアで一堂に会したレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とロシアのウラジミール・プーチン大統領の間で調印されたソチ合意の後、SDGからの声明が出された。

■ロイター通信の報道

ロイター通信は、「速報」として発表を行い、テロ組織PKK/PYD/YPGが主柱を形成するSDGが、ソチ合意での決定に従い、トルコ国境から撤退することを正式に伝えた。SDGは、ロシアとこの件に関して長い交渉を行っていたと明かし、ロシアが、シリア政府とクルド人の間で仲介を行う保証を求めたと強調した。トルコとロシアの首脳らが先週ソチで一堂に会し合意に至った10項目では、明示された地域からの撤退のためにYPGに150時間の猶予が与えられていた。ソチ合意では、国境に展開しているテロ組織の地域からの撤退および南下と、地域でのトルコとロシアの軍によるパトロールが計画されていた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:47915 )