イラク:イラクのデモは続く、「人民動員」は介入で脅迫
2019年10月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


◼︎イラクのデモは続く、「人民動員」は介入で脅迫

【バグダード:本紙】

イラクでは昨日(日曜)もデモが発生した。人民動員が「適切なタイミング」で介入すると脅迫する中、議員4名が辞任する一方で、ここ3日間に生じた死者数は74人に上った。
シーア派宗教家のムクタダー・サドル氏が率いるサーイルーン同盟として議席を得た唯一の共産主義系議員2名が辞任した。そのうちの一人、ラーイド・ファフミー元議員が話すには、「デモとその鎮圧方法」が辞任の理由だという。同氏の同僚であるハイファー・アミーン元議員も同様の理由で辞任したと述べた。

さらに、ファフミー元議員は以下のように述べた。「27日間、議会は物事をなんら前に進めず、首相、または内務大臣への問責要求が出来なかった。」これは、10月1日から、血なまぐさい社会的・政治的危機の連鎖にイラクが陥った後のことだと述べた。
他の二人の議員も、昨日日曜日に辞任を表明した。両議員は、ハイダル・アバーディー前首相が現在、野党として率いる「ナスル(勝利連合)」リストの党員であるターハ・ディファーイー氏とムザーヒム・タミーミー氏である。ターハ元議員は辞任に際した声明で「2003年以降、国政を担ってきた諸政党は、世界で12番目に腐敗が蔓延し、腐敗が理由で4500億ドルの公的資金を失った国において、『大失敗に終わった。』」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:47924 )