ロシア、PKK/YPGの撤退を発表
2019年10月29日付 Hurriyet 紙


ロシア国防省はトルコとロシアの合意により、テロ組織のYPG(人民防衛隊)/PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)の3万4千人のメンバーと3千を超える武器及び軍事的装備が安全地帯の外に出たことを明らかにした。

ロシア国防省のシリア各派調整センター長のユーリー・ボレンコフ氏は会見において、トルコとロシアが合意した覚書が実行されたことについて評価した。

ボレンコフセンター長は、ロシア側が合意した予定された条件を満たしたと述べ、「ロシア側は、2019年10月22日付にトルコとロシアの合意した覚書における予定の手続きを完全に実施した。10月29日18時時点で3万4千人から成る68のYPG部隊と3千以上の武器及び軍事的装備がトルコ国軍と接する境界線から30キロ離れた場所へ撤退した」と説明した。

同センター長は、シリアとトルコの国境で(シリア)政府に属する軍が84か所の国境検問所を創設したとの情報を公表し、そのうち60か所がカミシリ地区、24か所がコバニ地区にあることに言及した。

同センター長は、2019年10月23日以降ロシア軍警察がジェラブラスーコラン間、カミリシーファキラ間とカミシリーシマルカ間の10キロメートルの安全地帯での巡回活動をおこなっていると話し、トルコ側へ毎日、合意事項の実施に向け、すべての活動に関し情報提供を行っていると述べた。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:47936 )