イスラエル:我々はもはやアラブの敵ではない(2)
2019年11月04日付 al-Mudun 紙


■イスラエル:ネタニヤフ首相「我々はもはやアラブの敵ではない」

【n.p.:本紙】

同首相は以下のように語った。「私は、イランに対して最大限の経済的圧力を用いる(アメリカのドナルド)トランプ大統領の政策は、正しい政策だと考えている。武力攻撃に融資するイランの能力(軍事増強費)に明らかな影響があると認識しており、またそれは明白である」。

さらに以下のように続けた。「我々は、イランが我々の国境、特にシリアにおける国境に沿って軍事配備するのを阻止することに専念する。そして我々はそれを阻止するために適切な措置を取っている。もしもイスラエルが中東の中心にいなければ、イランが勝利し、今頃核兵器を保有していただろう」。

ネタニヤフ首相は、2エルサレムをイスラエルの首都として承認する2017年末の決定前に、トランプ大統領と複数回の協議を行ったと明らかにした。そのうえで以下のように述べた。「この決定を採択する前にトランプ大統領は私と協議したということを知ってほしい。そして彼は私にこう尋ねた。この決定の結果として何が起きると思うか?大規模な暴力が勃発するのか?アラブ世界のいたるところでデモが起きるのか?私は、反発がないとは断言できないが反発が起きるとは思っていないと答えた。すると彼はこのステップ(決定)に踏み切った。それで一体何が起きた?何も起きなかったのだ」。

ネタニヤフ首相は続けた。「同様にトランプ大統領がゴラン高原を主権国家イスラエルの一部として承認することを決定したとき、再び彼らは大きな動揺が起きると言った。しかし実際に何が起きた?何も起きなかった。なぜか?とても大きなものが巻き起こり、それが中東の多くの人々のイスラエルに対する見方を変えたからだ」。

(後略)

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( 翻訳者:堀内優希 )
( 記事ID:47988 )