高さ最高、ビトリスの橋、まもなく完成
2019年11月06日付 Hurriyet 紙


1970年代に最初の入札が行われたトルコで最も高い橋は、ビトリス県ヒザン郡とスィィルト県ペルヴァリ郡の間に建設されて、開通までの日数は僅かとなっている。

ボタン橋は1970年代に最初の入札が行われたが、様々な理由から遅れが生じたために未完成となっている長さ450m、高さ120mの橋だ。2015年に改めて入札され、今年の末に開通する見込みである。ビトリス県ヒザン郡とスィイルト県ペルヴァニ郡を互いに繋ぎ、ボタン川の上に建設されたボタン橋は、トルコの最長の橋としても歴史に残るだろう。ボタン川には3つの橋と長さ65kmの道、また幾つかの雪用トンネルも建設された。450人が働く橋の建設は終わりに近づいており、長さ450mの橋の高さは120mで、ポストテンション式カンチレバーを採用したボタン橋は地域で初のものとなる。橋のプロジェクトは1970年代に開始されたが、様々な要因のために竣工することはなかった。2015年に建設を引き受けた企業は、65kmの道路と橋を完成させるため急ピッチで作業を進めている。

■「ボタン橋は高さ120m」

工事現場長のジェズミ・アヴジュ氏は、地域と気候の条件は最後まで困難をもたらたが、このプロジェクトがビトリスのヒザン郡とスィイルトのペルヴァリ郡をそれぞれに結びつけると話してこう語った。「私たちの橋はポストテンション方式のカンチレバー橋として地域で最初のものです。ボタン橋は、長さ450m、高さ120mです。私たちは橋の最後の建設段階に入ったところです。今後ひと月の天候の諸条件に恵まれれば、橋の建設を終えられるでしょう。」

■「工事現場は450人態勢」

アヴジュ氏は、ボタン橋では気候の諸条件により一時作業が中断したとしても、作業は間断なく継続されているとして、「わが社は、ここで60~65kmの道を作り終えた状況です。それと同時に、ボタン橋の加工作業が始まりました。工事現場では450人の人員と共に作業を行っています。季節的な様々な特徴のために、冬の間は工事現場で時折、中断に見舞われました。冬の間は、あまり作業を行いませんでした。トルコで最も長い支間を有しているという点で、ボタン橋はトルコにおいて初のものです。問題のない形でひと月後にはここを開通させることを目標にしています」と語った。

■「プロジェクトは50年前に遡る」

橋の支間の長さは120mであると付け加えたアヴジュ氏は、以下のように続けた。
「橋脚の厚さは10m四方です。地中の長さも計算に加えれば、165mの高さがあります。道路のプラットフォームは14メートルで、手摺と歩道もデザインされています。ここでの作業は会社として、私たちは2015年に始めました。ただし、プロジェクトは50年前に遡ります。しかしながら建設は2015年に始まりました。工事長たちの支援の数々、基礎工事の開始、基礎の強化、そしてこの段階に至るのは2015年から2019年の間に実現されました。私たちの目標は2018年でした。ある障害のために2019年になってしまいました。願わくば2019年のシーズンの終わりに開通させたいと思います。これ以外にも現在、歩道の手摺や伸縮装置、照明の建設が続いています。完全にコンクリート化が終了した後に、舗装の工事も今月の終わりまでに終了させることを目指しています。」

■「政府はこの地域へ非常に大きな投資を行った」

ジェズメ・アヴジュ氏は、道路は完成後、ヒザン郡とペルヴァリ郡を繋ぐと述べ、「市民は以前は、先ほど皆さんがご覧になった小路を通っていました。有難いことに、私たちの政府はこの地域に非常に大きな投資の数々を行いました。橋は、ペルヴァリ郡のベエンディキ町とペルヴァリ町の境にあります。ベエンディキとペルヴァリを結びつける任務を担うことでしょう。私たちが現在いる地点はペルヴァリ郡のベエンディキ町です。ボタン橋からペルヴァリへは約20kmあります。ここからベエンディキへは2kmです。この工事が終了すれば、ヒザン、ベエンディキ、ペルヴァリ、スィィルトとビトリスがそれぞれ結びつくことになります。プロジェクトの名前から分かるように、キュチュクス道アイルム・ペルヴァリ県道です。願わくば、人々がここを快適に通行できるようになりますように」と語った。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:47994 )