イラク:抗議活動開始以来、デモ参加者260人以上が死亡、12,000人以上が負傷
2019年11月04日付 al-Sabah al-Jadid 紙


■イラク独立高等人権委員会:抗議活動開始以来、デモ参加者260人以上が死亡、12,000人以上が負傷

【バグダード:ワアド・シャムリー】

イラク独立高等人権委員会は昨日月曜日に、先月初めに抗議活動が開始して以来、デモ隊の死者件数が260以上を記録したと述べ、暴動撲滅機関(治安機関)が使用する催涙弾の性質の調査を要求した。一方、犠牲者数の公表の点で、内務省と保健省の仕事に透明性の欠如があると批判した。

同委員会メンバーのファイサル・アブドゥッラー氏が本紙に語ったところによると、「デモを行う権利はすべての市民、特に18歳以上の市民に保証されている」。

アブドゥッラー氏は「先月初めからのデモの間、当局が使用する催涙弾は現在まで水平発射されている。それが頭蓋骨や胸部を直撃した場合、死に至る」と付け加えた。

同氏は「平和的なデモ参加者において記録された死者件数の多くは、上向き、または水平角に発射されなかった催涙弾が直撃して負傷した結果である」と指摘した。

その一方で、アブドゥッラー氏は「委員会は当局の過度な暴力や実弾、ゴム弾の使用に対する態度を何度も示している」と明らかにし、「抗議活動が開始して以来、犠牲者の合計は260人以上、重軽傷者が12000人を超えている」と強調した。

さらに「委員会は催涙弾だとして使用されている銃弾の実態を知るために即時の調査の実施を要求した。入手先と含まれている物質、発射方法を明らかにし、犠牲者の死因を突き止めることを目的としている」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:藤垣順気・今井綾香・田川知佳・伊藤隆 )
( 記事ID:47997 )