エジプト:同胞団、国連にムルシー氏殺害の責任者の訴追を要求(2)
2019年11月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプトのムスリム同胞団、国連にムルシー氏殺害の責任者の訴追を要求

【カイロ:本紙】

さらに、「このことについて沈黙し、この報告の結果について何も行動を起こさないことは、殺人における公正の価値と人権の原則に打撃を与えるだろう。また同時に、全ての独裁体制に対し、いかなる場所において無垢の国民や国民的象徴の権利を、冷血にかつ説明責任なしに侵害することへの、通過許可を与えることに値する」と述べた。

また、「殉教者であり、エジプトで最初に選出された民間出身の大統領である故ムハンマド・ムルシー氏の問題は、個人、団体、政党のみに関わるのではなく、エジプト全体に関係するものに他ならず、世界中の自由、民主主義、人権の擁護者たちにまでも関連するのである」と表明した。

国連における複数の独立専門家は、エジプトの刑務所の状況がムルシー氏の死に直接的に帰結したと発表し、同時に、エジプトが同国における刑務所の悪化の問題に対処しなければ、他の囚人も同氏と同じ運命をたどることになるであろうと警告した。

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( 翻訳者:佐藤みちる )
( 記事ID:48069 )