イランが世界で妊産婦死亡率の低い10か国に
2019年11月03日付 Hamshahri 紙


 社会文化研究所の女性研究グループの責任者が以下のように述べている。「イランは妊産婦死亡率において、世界で9つの成功している国のうちのひとつである」

 イスナー通信によると、科学研究技術省社会文化研究所の女性研究グループ責任者、レイラ・ファラーハティー氏は次のように述べている。「女性たちによる自身の健康への関心度を調査するために、私たちには一種の研究スキームが必要である。しかしながらイラン統計センターの統計に含まれる、女性自身の健康への関心度と重要度をある程度示す二次的な統計では、イランが衛生分野、特に妊娠に関する保健の分野において注目に値する成果をあげることに成功していると示されている。」
 彼女はさらに続ける。「例えば、妊娠期の病気や出産の問題は世界的に女性の健康の危機とみなされている。イランはたとえ政治の一部において目覚ましい成功を収めることができていないとしても、妊娠に関する保健の分野では非常によい成果を得ている。」
 ファラーハティー氏はWHOの統計に基づき、イランは妊産婦死亡率において成功している国9か国の一つに数えられると述べ、こう言った。
「研究によると、ギリシャ、アイルランド、スウェーデン、スペイン、ベルギーが妊産婦死亡率において成功している国とされる。イランも出産時の妊婦死亡率の低下によって成功している。出産時の妊婦の死亡は現在貧しい国々の間で起こっている危険である。」
 ファラーハティー氏は、「世界的にみると10万人のうち75人の新生児が死に至っている」と指摘した上でこう述べた。「WHOの統計によると、イランでは10万人のうち45人の新生児が死亡している。これはつまり、イランでは出産時の新生児に関しても真剣な対策が取られているということを意味する。ナイジェリアでは10万人のうち814人が、南スーダンでは10万人のうち789人が、ソマリアでは739人の新生児が死に直面している。」

 

 女性特有の癌

 ファラーハティー氏は言う。
「人々の健康保険の利用によって社会の第一、第二所得層の人々には健康保険や総合保険によって健康サービスを享受する機会が得られる。もちろん、イランの女性たちは未だに治療上の問題に直面している。乳がんや子宮頸がんは検診によって診断可能な女性特有の癌に数えられる。しかし、女性たちは自身の健康や適切な時期に検査を行うことに関心があるだろうか?あえて言えば多くの病院や政府のシステムよって現在の保険制度を利用することは可能であるが、こういった女性たちは変動係数として保健サービスを利用しなければならない女性たちである。
世界には女性の健康診断が義務付けられている国もある。つまり、公的機関に勤める公務員のような女性たちの健康診断の実施は義務とされている。しかし、他のイランのような国々では、女性の健康診断は自由意志とみなされる。つまり、公的機関でも民間でも検診の機会はあるものの、女性自身が年間の健康診断に留意しなければならないのである。


女性たちはどれほど自分自身の健康を重要視しているのか?

 社会学者であるファラーハティー氏はこう続ける。「イランが出産や保健サービスの分野において必要なインフラを整備することに成功していたとしても、イランの一部の地域ではいまだに病院やクリニックの建設、インフラの整備、熟練した医療技師の養成や文化的障害といった様々な問題に直面していることは疑いない。これらの要因はすべて、女性の健康が真剣に捉えられず、健康な時でさえ彼女たちが病気になることが自然で普通のことであると受け取れられる要因になっている。」
 ファラーハーティー氏は、社会的行動は、認知・態度・行動の3つの要因でできていると言及し、さらに次のように述べた。「女性に不利な地域における文化的障害によって女性は一人で外出することを許可されておらず、一方、一人で外出したい女性たちの間での社会的安全もない。この経緯で、女性たちが家を出るときには父や息子、夫が同行することになる。こういった要因の大部分は、女性たちが急性の病気になったときにようやく保健サービスや治療を要求する原因になる。このような考え方のせいで、病気の予防活動が失敗のままであり、僻地における慢性の病気が統計的により多くなるのだ。
 女性の健康を維持するには、インフラや道具が必要である。それゆえ、もしある地域に必要なインフラが整備されておらず、一方、文化的障害が女性の健康に対する認識や向上が妨げとなると、健康危機は増大する。インフラ整備の必要性とともに、女性たちの健康への留意を促すために、女性たちの認識レベルを上げなければならない。」

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( 翻訳者:Y.K. )
( 記事ID:48097 )