鉄道路線の国境管理、時間短縮へ
2019年12月01日付 Hurriyet 紙

トルコ国鉄(TCDD)運輸株式会社の最高責任者であるカムラン・ヤズジュ氏は、「我が国には1,213kmの高速鉄道(YHT)路線と11,590kmの在来線からなる合計12,803kmの鉄道網上に、784箇所の駅と停車場があり、これにより旅客・貨物の輸送と管理が行われている」と述べた。
 
ヤズジュ氏は、トラブゾンで行われた「第4回国際シルクロード実業家サミット」へ参加し、アナドル通信に対し行った声明において、163年にわたって続く歴史を持つトルコの鉄道は、より有効で生産的な鉄道部門を確立するために再建され、トルコ国鉄総局には鉄道インフラの管理が、そして、政府が設立した会社であるトルコ国鉄運輸株式会社には鉄道の列車の運行をすることが、それぞれ使命として課されていると発言した。

ヤズジュ氏は、法律6461号のトルコ鉄道輸送自由化に関する法律の決定によって設立されたトルコ国鉄運輸が、2017年1月1日に、自己資本によって活動を始めたと指摘し、「我々の組織は、高速列車(YHT)や在来線の幹線、そして地方列車、都市内の公共交通ではマルマライやバシュケントライなどの運行を、また物流活動、フェリーボートの運行、鉄道車両の点検・修理を行っている」と述べた。

またヤズジュ氏は、これらの活動は、中央では15の部局やユニットにより、地方では7つの地域そして2つの運行管理局によって担われていると説明し、これらの部局では1万1千名の人員が職務に当たっていると述べた。

ヤズジュ氏は、トルコ国鉄運輸社には、664両の電気式またはディーゼル式の機関車、高速鉄道YHT用の編成19本を含む合計220本の電車とディーゼル車の編成、935両の客車と1万7千両の貨車が在籍していることに言及し、次のように続けた。

“「我が国には1,213kmの高速鉄道(YHT)路線、11,590kmの在来線からなる合計12,803kmの鉄道網に、784箇所の駅と停車場があり、これにより旅客・貨物の輸送と管理が行われている。1日当たり旅客列車660本、170本の貨物列車からなる合計880本の列車が運行され、そしてこれらの列車によって1日平均42万7千名の旅客と、8万トンの貨物を輸送している。”」

■輸送の43%は支線で行われている

ヤズジュ氏は、現在使用されている192箇所の港湾と埠頭のうち16箇所には鉄道が接続されていると述べ、貨物輸送の合計のうち30%は鉄道の接続がある港湾で行われていることを強調した。

ヤズジュ氏は、295箇所ある工業団地のうち12には鉄道が繋がっており、輸送の合計のうち9.7%はこの工業団地からの輸送によるものであると述べた。

ヤズジュ氏は、鉄道が結ばれており、現在運用されている10箇所の物流センターについても言及し、輸送の6%はこの物流センターからによるものだと述べた。

ヤズジュ氏は、およそ11,590kmの鉄道網に、合計363kmの長さとなる234本の支線がありこれら支線が工場や生産地からの接続を確立しており、輸送の43%はこうした支線で行われていると説明した。

■開設されている全ての路線が国土の活性化を進める

カムラン・ヤズジュ氏は、トルコ国鉄運輸株式会社は、地域の諸国家と鉄道の管理での協力を発展させ、また輸送について関与するため、カスピ海横断国際輸送ルート連合へ2018年に加盟したことを再確認した。 

ヤズジュ氏は、鉄道の国境での通関手続きの迅速化を図るため、車両に積載されている通関貨物の輸入・輸出、国内での輸送について、簡略化された方法がとられていることを明言し、このおかげで60個のコンテナの通関手続きが10〜15分で完了し、国境ゲートでの待ち時間がなくなったと述べた。

ヤズジュ氏は、開設されている全ての路線が国土の活性化を進めると表現し、次のような評価をした。

「バクー〜ティビリシ〜カルス鉄道線と、この路線によって構成される鉄道回廊は、黒海地域の都市へも大きな機会を提供する。我が国のこれらの諸都市に向けた鉄道による運輸協力が強化されることと、同時に、幹線鉄道網とバクー〜ティビリシ〜カルス鉄道線を連絡する鉄道プロジェクトがあることは、我が国のこれらの都市の潜在的な力を発揮させ、発展を加速するだろう。バクー〜ティビリシ〜カルス鉄道線上で旅客輸送を開始することは、まったく新しい他国への窓が開くこととなる。この観点からも、トラブゾンや周辺都市が重要なチャンスを得るであろうことを確信している。」

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:48168 )