イラク:ISISがモスル西部で勢力強化
2019年12月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


地元住民「ISISはモスル西部での活動を増加させ、民衆動員部隊は現地での勢力を強化する」

【モスル:本紙】

地元住民が述べた所によると、ISISは彼らの村やニーナワー県西部の居住諸地域に対する攻撃を増加させた。また彼らは今月中にすでに三度以上の攻撃を受け、これらはモスルでの敗北以来、ISISの武装部隊が仕掛けた最も激しい攻撃であった。

ハドル県の市民であるアブー・ユーサフ・サーキン氏は以下のように述べた。「現在、(ハドル県の住民は)ISISの武装勢力による継続的な攻撃と爆撃に晒されており、それによって何十もの家族が県内のより安全な地帯へと避難した。さらに、ISISは度々民衆動員部隊と衝突しており、抗争は激しく、そのためISISは任務を実行した後に砂漠の奥深くに撤退している。彼らは、攻撃によってハドル市におけるプレゼンスの回復を試みているが、試みは現在に至るまで成功していない」。

市民であるアリー・シャマリー氏は、羊の世話をしていた所砂漠から連れていかれ、ISISの武装部隊による誘拐にあったと述べた。彼はその後、治安部隊のためにスパイ活動をしていたと告発された後、強烈な殴打と拷問にあったという。彼は羊の見張りという理由で砂漠に多く存在したため、ISISメンバーのいる諸地域の情報と座標を治安部隊に渡していたと疑われたことが理由であった。

(後略)

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( 翻訳者:伊藤遥 )
( 記事ID:48296 )