サウジアラビア:指紋生体認証導入による巡礼手続きの効率化
2022年12月02日付 al-Quds al-Arabi 紙


■サウジ巡礼省:5ヵ国からの小巡礼者用査証発行のための指紋登録条件化を開始

【リヤド:本紙】

サウジ巡礼・小巡礼省は、メッカ来訪の際に発行する電子査証「指紋」による生体認証の登録を開始すると発表した。対象国は英国、チュニジア、クウェート、バングラデシュ、マレーシアである。

当省は金曜日に登録方法を明らかにしながら、以下のことを確認した。目的は、巡礼者のデジタル体験を豊かにし、王国への複数の入国窓口で登録し、入国しやすくする為である。

この指紋登録はスマホのアプリ「サウジ・ビザ・バイオ」をダウンロードして、ビザの種類を選定し、旅券を読み込み、正面のカメラで顔写真を撮り、旅券の写真と照合させ、10本の指の指紋をスキャンさせるものであると言及した。

サウジ巡礼・小巡礼大臣のタウフィーク・ビン・ファウザーン・ラビーア氏は、去る10月10日にすべてのエジプトの小巡礼者の健康条件と制限を撤廃したと公表した.ラビーア氏はエジプト大使のウサーマ・ビン・アフマド・ナクリー氏やその省や大使館の多数の責任者の出席のもと以下のことを確認した。本件は崇高な地で、世界中から来て小巡礼や礼拝行事をし易くするために提供する便宜の観点からサウジ政府が出した方針である。

巡礼・小巡礼大臣はプラットフォーム「ヌスク」が提供する電子サービスの開発についてふれた。それは、24時間小巡礼用の査証の入手、また宿泊や交通手段やその他のすべてのサービスの予約がスマート機器ででき、また二つの聖地へ行くことを容易にし、更にすべての旅程や予約サービスを完璧なものにするものである。

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( 翻訳者:廣瀬治基 )
( 記事ID:48419 )