リビアの人々、トルコを歓迎
2020年01月16日付 Hurriyet紙


リビア国民合意政府(国民統一政府)外務相のモハンマド・カブラウィ広報官がヒュッリイェト紙の取材に答えて、トルコの支援のおかげで特にハフタル総司令官の占領下にある地域の住民が喜んだと述べた。ロシアのリビアに対する姿勢についても語り、トリポリの南にある複数の軍事拠点からワグナー社(訳注:ロシアの民間軍事会社)の傭兵部隊が退却したという情報を得たと述べた。

敵対勢力のハリーファ・ハフタル将軍は、トルコとロシアの停戦の呼びかけを聞かずにトリポリへの攻撃を続けている。トルコとリビアの国民合意政府(UMH)の間で結ばれた軍事協力協定によって、軍事教育とコンサルタントを行うべく同地へのトルコ兵の派遣が始まった。イスタンブルを訪問したUMH外務省のモハンマド・カブラウィ広報官が本紙に最新情勢とUMHの役割について語った。以下がカブラウィ氏の発言内容である。

■トルコの支援に感謝している

UMHはトルコの支援に感謝している。トルコとの間で、国際法に適応した協定が結ばれた。トルコのような同盟国の支援により、我々は我が国のテロや暴力事件に立ち向かっていけるだろう。トリポリ(への攻撃)がレッドラインであると声明を出したアルジェリアの貢献も願っており、これについては肯定的な見通しを持っている。

リビアのハフタル側は、フランス、エジプト、ヨルダン、アラブ首長国連邦、スーダンとチャドから援軍を得て戦っている。この指令下の戦力により、戦争という罪を犯しているハフタルの制止が義務である戦力が実現している。この種の支援を得て、今後の結果はまた違ったものになることを願っている。リビアの住民はトルコの軍事協定の一歩を喜んで迎えた。トルコの参加はこの衝突で我々が短期間で勝利するための大きな要因として評価している。

■戦犯との面会はやめて

我々はすべての国々へ、戦争犯罪人であるハリーファ・ハフタルとその援軍に対して圧力をかけ、支援を絶つよう求めている。これによって停戦の実現が可能になる。諸国がハフタルと直接会うことをやめない限りは、戦争犯罪人であるハフタルを停戦に追い込むことは難しいだろう。これは市民の安全を確保するためにとても重要である。

■ワグナー社の一部が退却したとの情報がある

ロシア政府とは連絡をとっている。リビアにロシア軍に所属する者が誰もいないという方向で確認を得た。しかし我々政府は、ワグナー社の社員がトリポリ南部でハフタル軍とともに行動していることを否定できない証拠を手にしている。最新の過程でトリポリ南部の一部地域からワグナーに属する部隊が退却しているという情報を得た。もし退却が本当であれば、これはロシアがUMH政府に対して踏み出した大きく前向きな一歩である。ロシアと我々の相互利益がある、そして全ての国々と国の利益に向けて会談する準備がある。

■結果を見ることを望んでいる

プーチン露大統領の中東アフリカ特別代表であるミハイル・ボグダノフ氏は、ロシアとトルコが停戦を呼びかけた後、モハンマド=ターヘル・シヤーラ外務大臣へ電話をかけ、停戦を受け入れたことへの感謝を伝えた。ロシアが停戦についてハフタルへ圧力をかけることを確認した。ハフタルと援軍を支えているエジプトならびにアラブ首長国連邦は、ロシアがハフタルへ行う停戦圧力の結果を見ることを望んでいる。

■「リビアの平和プロセスにチュニジアとアルジェリアも含まれるべき」

リビア問題の解決が目指されるベルリンプロセスに、チュニジアとアルジェリアに加わってもらえるよう、公式に要請を伝えた。ベルリンプロセスが成功するかどうかはまずドイツのとる行動に結びついている。フランスが公にハフタルを支援する中で、ドイツが自身の立場を明確にし、欧州共通の立場を構築することが必要だ。メルケル首相の平和への試みに感謝している。しかし、ヨーロッパが一体となって足並みを揃えるためにはドイツが影響力を発揮しなければならない。我々の努力の結果、アルジェリアがベルリンプロセスに含まれ、次はチュニジアだ。リビアでは、文民政府の統制外にある軍や安全保障組織の存在は不可能だ。ハフタルは(トリポリ攻撃を始めた)4月4日以降に獲得したすべての土地から退却する必要がある。ドイツはこの状況をハフタルを支援する国々に知らせるべきだ。

■ハフタルは攻撃を続けている。

リビアの東部にいるハフタルが、トルコとロシアが土曜日から発効させるべくリビアの両陣営に呼びかけた停戦を拒否した後、トリポリで爆発音が響いた。

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(翻訳者:村田七海)
(記事ID:48429)