パレスチナ:若者グループが風船爆弾の打ち上げを活性化させると警告
2020年01月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

■「風船爆弾」グループが活動を活性化させるとイスラエルを脅迫
■「脅迫状」がハマースへ送られる

【ガザ:本紙】

若者らがイスラエルの国境地帯の町に向けて「風船爆弾」の打ち上げを再開したことを受けて、ガザ地区における戦況の進展に関する図式は依然として不透明だ。イスラエルは、このような風船の打ち上げが続く場合には軍事行動を行うとの「脅迫状」を、ガザ地区を支配するハマースへ送ったことが明らかになった。一方で、風船を打ち上げている諸グループは、イスラエルが停戦に関する了解事項を履行するよう圧力をかけるため、より密な攻撃を行うと脅迫した。

ガザ地区東部の国境地帯に拠点を置く複数の若者グループは、複数の新しい「風船爆弾」を、イスラエルの「ガザを取り囲む地帯(Gaza envelope)」位置する町に向けて打ち上げた。

これらの「風船」はイスラエルの町に到達した瞬間、その一帯に轟く大きな爆発音を発生させたが、いかなる(物的)被害や負傷者も生じていない。

風船にはヘリウムガスが充填されていて、房状に束ねられている。その中には(パレスチナ)国内で製造された「音響爆弾」が装着されており、それらがイスラエルの(国境)地帯上空で爆発を起こす。これは、以前「ガザを取り囲む地帯」の茂みで落下直後に火事を起こすように下に燃えた松明を括り付けていた風船の別の型である。

SNS上で拡散された写真から、「風船爆弾」の打ち上げを行う活動をするグループは複数あることが明らかになった。

(後略)

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( 翻訳者:高井 万希 )
( 記事ID:48445 )