独の極右議員、トルコ系住民協会代表を標的に
2020年02月08日付 Hurriyet 紙


ドイツの極右政党AfDが生み出す脅威が次第に大きくなっている。AfDのマルティン・ホフマン連邦国会議員がドイツトルコ系住民協会のソフオール代表を棍棒入りのポスターで、標的に定めた。

極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)はドイツトルコ系住民協会のギョカイ・ソフオール代表を棍棒が描かれたポスターを用いて、標的に定めた。AfD党員で極右のマルティン・ホフマン国会議員は、「トルコ系住民協会、ギョカイ・ソフオール代表」と記されたポスター上で「レイシズムの棍棒を下ろせ」との表現を用いた。ホフマン議員がポスターをソーシャルメディア上に投稿した後、コメントした極右支持者は「ソフオール氏は国から出て行け、ドイツにお前らの居場所はない」といったようなヘイトスピーチや罵倒を行った。弊紙(ヒュッリイェト紙)に語ったソフオール代表は「このポスターを使って私は標的に定められている。AfDは(ドイツの)メルケル首相にとって絞首台となる政党だ。この結果として私に対する傷害事件が起こるかもしれない状態だ。」と述べた。ドイツで、移民に敵対的なAfD支持者の一部が暴力的になっていることや、最近国内で移民の権利を擁護する高官を標的とした傷害事件が頻発していることにより、ソフオール代表に対するポスターは論争の元となる。

◼︎行動へと変化する

ソフオール代表はホフマン議員が彼を名指しで標的に定めた理由は、ドイツ東部での地方選挙前に極右政党のAfDにはドイツ政治における場所を与えてはならないといったことが言及されていたからだと述べた。ソフオール代表は過去にもAfDの政治家たちによって標的に定められたと述べ、「今、ドイツにおける最も大きな脅威は、言説が行動へと変化することだ。以前は述べられていなかったような危険な主張がすでに行われている。極右支持者が(移民擁護派であった)カッセル行政管区長(のワルター・リュプケ氏)を殺害したことやシナゴーグ傷害事件は、すでに極右政党支持者が行動に移っていることを証明している。」と述べた。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:48527 )