米軍、シリア政府軍と衝突
2020年02月12日付 Hurriyet 紙


アメリカ軍は、シリアのハセケ地方において彼らを制止するアサド政権軍との間で発生した衝突で、一人の政権派の構成員を殺害した。アメリカ軍の戦闘機は、ハセケでアサド政権軍との間に起こった緊張の後に政権の軍事拠点の二地点を爆撃した。

アメリカ軍は、シリアのハセケ地方において彼らを制止するアサド政権軍との間に起こった衝突において一人の政権派の構成員を殺害した。

アナトリア通信が、信頼できる情報源から得た情報によれば、朝方に政権側の「シャッビーハ」は、ハセケ-カムシュルの道の上でフルベト・アンモ村のアサド政権に属する検閲所においてアメリカ軍の車列の通過を妨害しようとした。

各種の情報源は、巡回路を断ち切った準軍事部隊の何人かが武装をしていたということと、各サイドの間で起こった緊張の後に一人の準軍事部隊員がアメリカ軍兵士の銃撃によって死亡したと伝えた。

これを受けてシャッビーハも空へ向かって銃撃をおこない応酬した。

事件の後にアメリカ軍は車両でハセケの町の中心部へと戻り、民間の武装勢力であるシャッビーハも散会させた。

■アメリカが空爆

事件の後にハセケにおけるテル・ベイダル基地から飛び立ったアメリカ合衆国が保持する二機の飛行機は、フルベト・アンモ地帯における政権勢力の二か所の駐屯地に向け空爆を実行した。

アメリカ軍の巡回路には、政権軍とイランが支援する外国人テロリストグループに属するいくつかの軍事拠点が存在していることが分かっている。

アメリカ軍は、先週のハセケにおいて緊張が起こった一帯に近い二地点へ新しい拠点と軍事拠点の建設作業を開始した。

一方で政権のニュースエージェントであるSANAは、事件に関しての最新のニュースにおいて、アメリカ軍が行った銃撃の結果、一人の市民が死亡して、一人が負傷したと主張した。

■アメリカ合衆国は、油田地帯での存在感を示す

アメリカ合衆国は、「平和の泉」作戦を開始すると同時に、作戦が行われる地域の基地を引き払う一方で、油田地帯の周囲への進駐を優先した模様だ。

テロ組織YPG/PKKへの支援を続けているアメリカ軍勢力は、既にシリアにおいてハセケ、ラッカとデイリゾル県の組織の支配下にある一帯における合計で11の基地と軍事拠点で存在感を示している。

ワシントンは、YPG/PKK出身のテロリストたちが支配している油田地帯における軍事拠点と各地点へもまた継続的に強化要員の兵士を送っている。

アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプも、国の東部における油田地帯を防衛したということと、この地に一定数のアメリカ軍兵士が駐在する予定だと述べた。

テロ組織であるYPG/PKK統治下の地域は、ここ最近アメリカとロシアの攻防の舞台となっている。アメリカ軍は、1月18日から現在までに、ハセケの北東におけるルメイラン油田地帯に辿り着こうとしたロシア兵の交通路を五度寸断して、撤退させた。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:48537 )