チャヴシュオール外相、王毅外相と会見、ウイグル問題にも言及
2020年02月16日付 Milliyet 紙


メヴリュト・チャヴシュオール外相が中国の王毅外相との会談にてウイグル・トルコ人の状況についても言及したと報じられた。

「第56回ミュンヘン安全保障会議」に出席するためミュンヘンを訪れたチャヴシュオール外相が、昨日、中国側カウンターパートであるの王外相と会談を行った。
外交筋の情報では、チャヴシュオール外相と王外相はウイグル・トルコ人の状況についても話し合ったという。

また会談後、チャヴシュオール外相はTwitterアカウントから中国側に対して新型コロナウイルス(KOVID-19)の犠牲者に今一度哀悼の意を表したいと強調し、「トルコは追加の医療機器を送る準備ができていると伝えた」と発表した。

■ウイグル・トルコ人に対する中国の政策方針

中国では最近、ウイグル・トルコ人が暮らす新疆ウイグル自治区において、教育センターという名のもとで運営されているキャンプがウイグル人のアイデンティティや文化を侵害しているとして国際世論により批判されている。

人権監視団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの報告では、この2年間で新疆ウイグル自治区で多数の人々が「予防的取り締まり手段」の名目で無実にもかかわらず拘留されており、政治上危険とみなされた人物は、いかなる司法決定もなく強制収容所に送られていると述べられている。

国連や他の国際機関がキャンプを視察のため開放するよう繰り返し呼びかけるなか、中国はこれまで数カ所のキャンプで少数の海外外交関係者や報道関係者による部分的な視察を許可してきた。一方で中国当局は、情報収集のため直接現地を訪れ自由に調査するという国連関係者からの要求は拒否している。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:48560 )