サウジアラビアが新型コロナ・ウィルス感染拡大防止策としてメッカ、メディナでの礼拝を中止
2020年03月20日付 al-Mudun 紙


■湾岸のコロナ:非常事態…二大聖地での礼拝の停止

【n.p.:本紙】

サウジアラビアは、新型コロナ・ウィルス感染拡大と戦うため、国内線旅客便、バス、タクシー、鉄道の運行を2週間停止することを決定した。一方、他の湾岸諸国も予防措置を強化した。

国営通信(SPA)は、サウジ内務省筋の話として、国内線旅客便、路線バス、タクシー、鉄道の運行のすべてが、土曜日の朝6時から14日間停止されることが決まったと報じた。

サウジアラビア当局はまた木曜日、ウィルスの感染拡大を阻止するため、特に金曜日の二大聖地敷地への立ち入りと礼拝を中止した。サウジアラビアでは、67人の新型コロナ・ウィルスへの感染が新たに確認され、感染者の総数は238人となった。

サルマーン国王は演説で「ウィルスの急速な拡大に対峙するため、今後の段階は、世界レベルでより困難になるだろう」と述べた。また「このパンデミックに立ち向かうために個人、そして集団の意識を高め、関係当局からの指示、告知、指導を遵守する」よう訴えた。

サウジアラビアはこの数週間で、世界中で数千の死をもたらしたウィルスの拡大と戦うことを目的とした複数の決定を下してきた。その中には、国際線旅客機の停止、商店と娯楽施設の閉鎖、及びウムラ(小巡礼)の停止などが含まれている。

(後略)

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( 翻訳者:横尾龍汰 )
( 記事ID:48690 )