イスラエル:モサドはUAEから「ニーズに合わない」コロナウイルス用検査機器を入手
2020年03月20日付 al-Quds al-Arabi 紙


■UAEがイスラエルに「ニーズに合わない」コロナウイルスの検査機器を与える

【ナザレ:本紙】

イスラエルの保健省の高官は、イスラエル諜報機関モサドが「湾岸の某国より」入手した医療検査機器が、イスラエルが苦慮しているニーズや不足に対応していなかったと改めて述べた。一方、メディアでは昨日、この問題をめぐる大きな反響が起きた。

世界中の報道機関は、UAEがイスラエルに提供した医療用具が適切でないとするイスラエルからのレポートに注目した。モサドは「コロナ」危機に立ち向かうにあたって、イスラエルが必要としていないものを入手した、と発言したイスラエル保健省副局長のイタマール・グロット教授の言葉を引用したのだ。

グロット教授はラジオ・インタビューでこう述べた。「不運にも、モサドが手に入れた機器は、私たちが欲しいものではない」。『ニュースウィーク』誌のサイトによると、モサドはコロナ感染症を検査するのに役に立たない機器を10万ユニットも入手した。その後、グロット氏の発言を受けて生じた悪い印象を払拭しようとして、イスラエル保健省は昨日、有効で重要な医療機器について話がなされ、モサドに謝意が示されたと発表した。

(後略)

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:48698 )