パレスチナ:イスラエルはシュアファート難民キャンプ閉鎖を警告(3)
2020年03月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル占領当局は西岸とガザの通行所を閉鎖し、シュアファート難民キャンプの閉鎖を警告、そして同キャンプの住民を「コロナ」危機に直面させる

【ラーマッラー:本紙】

同紙がイスラエル首相官邸内の複数筋の発言として報じたところによると、今回の通行所閉鎖の決定はいまだなされていない。またイスラエル警察が述べたところによれば、この先も通行所が閉鎖されることはないという。しかし実際には、この土曜(21日)に1時間の閉鎖が行われており、その後通行所の複数の警察官が女性の通行人に対し、今週(3月22日の週)の初めに閉鎖を行うと告げた。警察官らは同様に、必須業種の職場における就労を証明する許可書を持っている人の通行は許可されるが、そうでなければエルサレム方面への移動は許可されないと話した。

報告によると、警察官らは、彼ら自身が「通行所閉鎖に関するイスラエル首相の決定を待機している状態である」と同様の通行人に告げたという。

シュアファートキャンプに暮らす10万の人々のうち、7割が占領当局の発行する青色のIDカードを所持しているという事実は、同報道の中で注目に値する。彼らは占領下のエルサレム市の影響下に置かれているからだ。またエルサレムの病院や必須業種の職場は、そこで働くシュアファートキャンプ在住の労働者たちに、通行所の閉鎖が決定された状況下でも通行が許可されるよう、必須業種労働者の証明書を発行するよう要請されていた。

これに先立ちイスラエルの公共放送局は、イスラエル国家安全保障議会が同通行所の閉鎖計画を立てたと報じていたが、エルサレム市長はこれを猛烈に否定している。

キャンプの住民たちは、コロナウイルス蔓延の状況下で通行所が閉鎖され、特に占領当局によって自身らがパレスチナ地域から隔離されている中、当局によって(単独で)自身らの運命に直面させられることを恐れている。このため、同キャンプのボランティアたちは、ウイルスの感染者と接触した人々のために、スポーツジムの検疫所への改装を含む複数の健康キャンペーンを開始した。

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( 翻訳者:YA )
( 記事ID:48764 )