シリア:当局がコロナ死者を埋葬するための合法手順を決定
2020年04月14日付 al-Mudun 紙


■シリアのコロナ:死者の埋葬のための合法ガイドライン

【ベイルート:本紙】

シリア政府は、自らの支配地域内で新たに4人のコロナウイルス感染者が確認されたことを発表し、これにより公表されている感染者数は29人に増加した。同政府に属する保健省はうち5人の感染者が回復したと語った。

一方、保健大臣のニザール・ヤーズジー氏は、ダマスカス内の「ダマスカス国際空港ホテル」と「ジャハーン・プラザ」ホテルにそれぞれ検疫所を設置したと発表した。同様に、生活必需品の確保がなされ、外国からの渡航者が両検疫所へ移されたと述べた。これら渡航者に対しては食料・飲料が供給され、彼らは安全の確認がなされ家族の元へ戻るまで検疫所内で待機することになるという。

ヤーズジー氏は隣接国との非正規の検問所を経由するいわゆる不法入国のケースにも注意を向けた。こうした不法入国は内務省によって対処され、該当者に対しては必要な管理措置がなされる。彼らは検疫所に移されたのち食料・飲料といった生活必需品が供給され、安全が確認された場合は家族の元に帰される。

同氏は以下のように述べた。「コロナウイルスによる死者の埋葬手法に関する見解をWHOから伝達されたため、(合法)当局はこれを採用した。当該措置は、保健省のサイトで配布・掲載される予定のガイドラインの中に織り込まれた」。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:原実都姫 )
( 記事ID:48875 )