政府、ラマザン月の取るべき対策を発表
2020年04月22日付 Hurriyet紙

内務省は、81の県知事府に宛て、新型コロナウイルス(covid-19)との闘いの中でラマダン月に実施する対策を含む回覧通達を送った。

同通達は、ラマザン月が全イスラム世界同様に、トルコでも孤児たちを保護し、助けを必要としている人や孤立している人々を援助し、助け合いや相互扶助が最も美しい形で生じる、国民的感情や道徳的な気持ちが大いに表面化する聖なる月のうちの一つであると伝え、コロナウイルスとの闘いの中で今日まで取られていた対策が続行されるものと計画されている。

通達によると、市民たちが集まることが可視化されるイフタールやサフールといった人々の集団を生むあらゆるイベント及びイフタール用のテントが許可されない見込みである。特にイフタールとサフールの時間帯に人々が外に出て社会的距離の規則に配慮しないと推測されていることから、この件で必要なすべての対策が取られるだろう。

イフタールとサフールの時間帯に混雑が予想される道路が閉鎖されるといったことが対策の中で検討されるだろう。また、ラマザン月の間は墓地訪問が制限される予定である。

■太鼓奏者のチップ収集は不許可

ラマザンの太鼓奏者(注;日の出前の食事(サフール)のために太鼓を叩くことによって人々を起こす者のこと)と関係して県・郡の公衆衛生委員会、特に郡知事が地方行政関係者(自治体も含む)と共に下す決定に則って尊重すべき事項も通達で明らかにされた。

ラマザンの太鼓奏者がチップを稼ぐという名目で家々を訪問することやドアベルを鳴らすといった感染リスクが起こりうる行動を妨げるために、太鼓奏者が活動の対価として得るチップが、個々の市民や家々の代わりに、まとめて地域で提供されることが基本とされる。

そうでなければ、ラマザンの太鼓奏者が市民一人一人からチップを集めることは許可されず、彼らの活動に対しても許可が下りないだろう。

■ラマザン・ピデの販売、イフタール開始の2時間前に終了

ラマザン月の期間イフタールの時間と直前にできるピデを待つ列や混雑状態が生み出しうる感染リスクを避けるために、パン屋でピデとパンの生産及び特別注文品の入手(タマゴ入り、ごま入り、ミックス、それに似たピデ)は、イフタールの2時間前に締め切られる。イフタールの時間帯の後にパン屋では生産、販売、他の準備作業が続けられる。

ラマザン月を平穏で安全な中で過ごすため、すべての県は自身のできることを検討し、この期間中で起こりうる密集に配慮し、県全体で必要な安全対策が増えるだろう。

道路渋滞に配慮して、イフタールの少なくとも3時間前に市と連携を図って公共交通機関として使われる車両数と便数が増加される見込みである。

またイフタールの前に公共交通機関の車両内あるいは停留所で人々の間の距離を担保し、社会的距離を維持し、マスクを使用するといったことに関する施策が積極的に検討されるだろう。

■祭日前日と祭日中は墓地にて体温測定が実施

墓地訪問を制限下で実施するため、墓地の入り口と出口が別々になるように計画される。ラマザン前日とラマザン中は墓地訪問の際に体温測定が実施され、社会的距離原則とマスクの着用に関する規制に重きが置かれるだろう。

ラマザン月期間中に特に大通りあるいは通りで混雑が予想されるあらゆる要素(行商人、個人的な活動やそれに類似したもの)、これらが生み出しうる感染のリスクを考慮して監視が強化され、必要な対策が取られる模様である。

ラマザンの前・期間中に買い物による混雑(食料品、お菓子、イフタール関連の販売)が増えうる場所を念頭に、スーパーや週市場を含む、混雑増加の見込みのあるすべての場所で社会的距離を守り、マスクを使用することに関連する対策が強化される。

■法外な価格を提示する者に対する監督の強化

ラマザンや祭日を機会として捉え、法外な価格を提示する会社もしくはビジネスに向けた監督が強化され、必要な司法・行政手続きが早急に進められる。

内務省はまた、ラマザン月が健康、平穏、安全に過ぎるように、全県が自身の特性を念頭において、県のパンデミック委員会や県・郡の公衆衛生委員会が必要な健康対策を計画・施行し、県知事と郡知事、警察監督下の人員及び他の関係職員がことの動向を追い、関係機関と一致・協力して、適切な配慮を示すよう望んだ。

また、決定に従わない事業所や市民たちに向けて、公衆衛生法282条に則って罰金を科すことを始め、違反状況に応じて法の関連条項に則って処理し、ことが犯罪に関わる行為についてはトルコ刑法第195条により必要な司法手続きを開始するよう指示した。

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(翻訳者:岸本成美)
(記事ID:48927)