シリア:マフルーフ氏がエジプトで押収された麻薬混入貨物への関与を否定
2020年04月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ラーミー・マフルーフ氏は麻薬の密輸を否認し、実行者を明らかにするよう求める

【ダマスカス:本紙】

シリアのビジネスマン(実業家)であるラーミー・マフルーフ氏は治安当局に対し、麻薬を製造し販売している人々の捜査を開始するよう求めた。

同氏はFacebook上の自身の公式アカウントで以下のように投稿した。「我々は関連部局に対し、我々の精神を破壊し我々の子供たちに害をもたらす麻薬物質を製造し販売する人々を追跡し、国内のこうした慣行に終止符を打つよう求める」。

この声明は、エジプト当局が商品名「ミルクマン」のミルク缶に詰め込まれた麻薬の大量差押を発表した数日後になされたものであった。ミルクマン社はラーミー・マフルーフ氏が所有する民間企業で、シリア国内の様々な農村地域にある酪農家から牛乳の仕入れを行うことを業務内容としている。また同社は乳製品やチーズの製造に加え、牛乳の再製造や味付けも行っている。

マフルーフ氏は治安当局に対し、「ミルクマン」の製品を用いて麻薬の密輸を行った人物を特定するよう求め、以下のように述べた。「我々の製品を選んだのは意図的だろうか!?その目的は、経済的競争から強力な当事者を追い出すために我々の風評をおとしめ、ビジネスを混乱させることにある」。また同氏は、小さな店舗でこのような麻薬物質を同様の規模で生産することは不可能であり、完成品を輸送するための労働者、機材、船団に加えて、広い場所と莫大な資金が必要とされると述べた。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48935 )