首都コロナ対策本部長ザーリー博士が警告「コロナがテヘランで再び人命を奪っている」
2020年04月16日付 Iran紙


 2カ月近くに及ぶコロナウイルスとの闘いのあとで、最終的に保健省担当者らが過去数日の間に発表したことには、この病気による死者数の統計は2種類に分けられ、COVID-19感染症関連の死者数は減少している。保健省の統計によると、昨日の全国の死亡件数は同日水曜日正午までで94件に達し、テヘランがその3分の1を占めているといわれる旨をイラン紙は報じた。

 テヘラン・コロナ対策本部長であるアリーレザー・ザーリー博士は、「コロナがテヘランで再び人命を奪っている。衛生事項の順守を怠れば、1カ月後の感染拡大は免れないだろう。」と述べ、テヘランの死亡件数に関してIRIB通信に次のように語った。「テヘラン州は問い合わせ件数、コロナウイルスへの感染例ともに最多であり、重症患者の数と入院者数、集中治療部門の数も最も多い。(したがって1カ月後の)死者数はこのような統計【訳注:昨日の全国の死亡件数は同日水曜日正午までで94件に達し、テヘランがその3分の1を占めているとする厚生省の統計】で示されたものとは完全に異なるものとなるだろう。」

 ザーリー博士はこう付け加えた。「非常に重要なのは、集中治療室に入院している患者は重症であり、高度医療を享受している時、彼らはより切迫した生死の危機に瀕しているということだ。」彼は続けて、「この48時間で亡くなった患者たちは発症の兆候が見られ始めてから2、3週間経過しており、主に集中治療室に収容されていたというのは当然である。よって、この統計結果【訳注:集中治療部門の数が全国最多のテヘランで死亡者数も最多であるという統計結果】は科学的で技術的な根拠をもっている。」

 ザーリー氏は以下のように述べた。「統計に基づくと、昨日のテヘランでの感染者のうち327名が新たに一般病棟に入院し、72名が集中治療室に入院している。もちろんその一方で598名の患者がテヘラン内の大規模病院から退院している。」

 テヘラン・コロナ対策本部長が提起したことは次のとおりである。「我々は何度も通告してきた。街中への不急の外出や集会の開催、交通機関の過度な利用、人の移動、人口密度の上昇は、今日明日のうちに目に見える形で影響を与えることはなくとも、少なくとも1カ月先の死者数に響くのだと。つまりテヘランの人々の間で変化が起これば、1カ月後の死者数も変化することになるだろう。ゆえにもう一度強調するが、感染者増加に帰する最も重要な原因は人々の(不要不急の外出とそれに伴う)滞在なのである。」

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:TM)
(記事ID:48936)